子宮頸がんⅢbの標準治療を終えてその後の経過、腫瘍マーカーの変化

2016年11月1日、最後のラルス(腔内照射)を終えて翌日退院

その後の経過の記録です。

2016年~2022年までのSCC(扁平上皮癌の腫瘍マーカー)の変化を記載しています。





標準治療(同時化学放射線治療を6週間)終了後


2016年

8月17日  

近所の婦人科クリニックで子宮頸がんの告知され18日阪大へ

9月13日  

阪大に入院 (入院までにPET検査などを受ける)

6週間の治療 

週1回の抗がん剤を6回

月~金まで毎日放射線治療

ある程度子宮頚部の腫瘍が小さくなってから

週1回のラルス(腔内照射)3回が追加(10月18日より)



子宮頸がんステージⅢBの治療3 放射線治療 腔内照射(ラルス)

土日は外泊できました^^

11月1日    最終治療ラルス3回目完了して翌日退院



退院時にかかりつけの産婦人科当ての紹介状を書いてもらう

患部の癒着を防ぐために膣洗浄を週に1~2回、半年ほど

通わないといけないのです、私は週1にしました^^;



11月30日  標準治療の効果をMRIで見る

12月7日    MRIの結果、主治医では見落とす程度の微妙なもやもやが

あると画像診断師の指摘があったのでPET-CTを受けることに

12月13日  PET-CT 治療終了から43日目

12月14日  PET-CTの診断結果が出る

鈍くひかる部分有り 残存の疑い有り

腫瘍の残存有りの場合は摘出手術になることに

でも 放射線治療の効果は徐々に表れる ので

手術のタイムリミット(治療終了から3か月以内)まで経過を見ることに

放射線治療の後の手術は困難のようで8~10時間を要するらしい


腫瘍が消える事 祈るのみ!


12月28日 膣エコーにて疑いの部分あり

腫瘍マーカー(SCC)は基準値になってきた

組織検査受ける 治療終了58日目


2017年 1月18日  

膣エコーにて腫瘍らしき物も小さくなり輪郭も不鮮明になってきた

手術は回避となる、 よかった!



2月15日  腫瘍マーカー値も低くなっている

2月21日  MRI検査

3月8日  MRI検査結果 頸部の腫瘍は消えている

でも膣エコーで怪しい部分があるとかで組織検査を受ける

4月22日  組織検査クリアー!   よかった

4月19日  膣エコーもクリアー!

次回は 二か月毎の検診となる

6月21日  血液検査 膣エコー、直腸診の 検診クリアー

8月16日  血液検査 膣エコー、直腸診の 検診クリアー

10月18日   血液検査 膣エコー、直腸診の 検診クリアー

12月11日 造影CT検査

12月20日 血液検査 膣エコー、直腸診の 検診クリアー

2018年2月21日以降3か月毎の検診となりました

5月23日 血液検査 膣エコー、直腸診の 検診クリアー


8月6日  胸腹部造影CT検査

8月22日  CT検査結果 転移、再発なし 検査結果のみ診察はなし。

次回は4ヶ月後の検診となりました



腫瘍マーカー(SCC)とは?



血液から SCC抗原量を測定することで

扁平上皮がんの有無が推測されます

扁平上皮がんの発生しやすい

子宮頸部、肺、頭頸部、食道などの腫瘍マーカーとして有用です

治療効果の判断や再発の有無などの目安になります

基準値は 1.5(ng/mL)以下です

2020年3月の地点では阪大では2(ng/mL)以下となっています、いつ変更になったのかな ?^^;


子宮頸がんが再発する場合は約7割が
最初の治療後2~3年で再発すると言われています

骨盤内での局所再発の他に
リンパ節、肺、肝臓、骨などに現れやすいのです

治療後は病状に応じて腫瘍マーカーなどを用いて
3か月ごと、6か月ごとなどの定期的なフォローを
しっかりおこなう必要があります

扁平上皮癌ではSCCが
比較的変化を捉えやすいとされています

数値が上がってきたら
CT検査やPET検査で精査します


私の場合SCCで再発がわかったので、よかったのかもしれないです。


私のSCCの変化


2016年

10月5日23.5治療始まって3週間後位
10月27日2.75週間過ぎ頃
12月7日1.0退院から1ヶ月後

2017年

2月15日    0.9

6月21日    0.6

8月16日    0.7

10月18日    0.7

12月20日    0.6


2018年

2月21日    0.6

5月23日    0.6

この数値が上がってきたら再発の恐れありですね

今後数年、定期健診や血液検査を 受けていかないといけません

がん細胞の再燃が起こらないように!

免疫力のUPを心がけて 日々を過ごしていきます



2019年

4月3日の定期健診で「変わった事はありませんか」と問われる

「ないです」と答えるが

SCCが去年の12月から上がってきていて「5」もあるようだ・・・

2018年 12月19日 2.9

2019年  4月3日  5.6

2019年  5月17日  4.2

2019年  7月10日  6.5

4月15日にCTの検査を行うと肺と肺の間の縦隔のリンパが腫れているらしいのです

(縦隔には心臓、大血管、気管、食道、胸腺などの臓器があります)

呼吸器内科にいく様に指示されてしまいました・・・・

転移 ? 再び胸のみの詳しいCTを撮ります

結果やいかに・・・・

追記

肺が原発なのか ? 子宮頸がんの転移なのか ? 調べるために

6月末に入院して気管支鏡の検査を受けました

結果は子宮からのがん細胞のようでした

標準治療が終わって約3年経っての遠隔再発転移が決定・・

長い時間かけて子宮から肺のリンパまでいっちゃったんですね^^;

2019年8月の初旬にTC化学療法を受けることに

抗がん剤は初発と同じパクリタキセルとカルボプラチン

3年前の入院では週に1回の抗がん剤でしたが

今回は3~4週間に1回の抗がん剤治療です

その違いは頭髪に現れました(個人差あるかもしれません)

週に1回では薄くなった程度でしたが、月に1回ではすべて抜けました^^;



1回目の抗がん剤治療が終わって4週間近く過ぎた時の

SCC(腫瘍マーカー)は1.1となっていました

1回で効果あり ?!

2回目の抗がん剤の後の血液検査では0.6に!

しかし4か月後のCTで腫れの復活がみられて再治療に・・・・

SCCは1.8 CEA2です CEAは今まで1以下で初の2




関連記事👇

子宮頸がんⅢbの再発治療の再開が決定しました・・・

放射線治療と子宮頸がん


2020年3月~4月 30回の放射線治療後

2020年6月10日 SCCは0.7 CEAは1以下となりました

治療効果を見るPET-CTでもがん細胞は光っていませんでした

9月2日 SCCは0.6でした

11月4日 SCCは0.6でした


2021年

1月 造影CT検査 クリアー


3月10日 定期検診 SCC 0.7で他も問題なしでした^^


3月10日4か月ぶりの大学病院で子宮頸がんの定期検診でした


5月19日 定期検診 SCC  0.7 前回と同じ問題なし


7月造影CT予定




このまま維持できれば良いのですが、こればかりは・・・・



2021年8月、残念ながら維持出来なかったようです・・・・

CTとPETの結果、

抗がん剤治療(TC療法)をする事になってしまいました😭


2年前の再発はSCC(腫瘍マーカー)の上昇で発覚しましたが

今回はSCCの数値は基準値内

半年に1回の造影CTによってがんの再発がわかりました

検診は大切なんだなって思いました

でもなんでSCCに変化がなかったのか ? 疑問ではあります

SCCが上がる前に発見できたのか ? SCCはあてにはならないのか ? どうなんでしょうね^^                    




2021年8月 TC療法1回目完了 

9月 外来で2回目の抗がん剤投与受けてきました 

10月 抗がん剤治療の3回目投与が出来なかった・・・

10月 外来で3回目の抗がん剤投与を受けてきました

11月 TC療法(カルボプラチン、パクリタキセル)3回後のCT判定

2022年6月 7ヵ月ぶりの定期CT検査を受けてきました

以後、定期検診は3ヶ月間隔になりました



2021年9月17日 1回目抗がん剤後SCC 0.6
2021年10月15日 2回目抗がん剤後SCC 0.6
2022年1月19日 抗がん剤治療3か月後SCC 0.8
2022年3月16日SCC 0.9
2022年5月18日
2022年9月21日
2022年12月21日

2023年3月22日

2023年9月6日

2023年12月6日

2024年3月
SCC 0.9
SCC 0.8
SCC 基準値内(結果貰ってない)

SCC 0.8

SCC 0.7

SCC 1.3

SCC 1.3

最後の抗がん剤治療から2年過ぎた頃から微妙に

SCCが上がってきている事が気にかかります😓

次のCT検査で何も写らないといいけどな


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