とろろのスゴいパワーとは ?! 夏場にオススメ「 胃と足腰」を守ってくれます!

名医がこの夏に注目した健康長寿のネバネバ食材「とろろ」

とろろに含まれている栄養素は夏場に弱りやすい胃を守り

消化不良や胃潰瘍などさま様なトラブルから守ってくれたり、足腰にもよい成分が豊富なのです

林修の今でしょ! 講座からの情報です

 

山芋

 

タムラ薬局 代表薬剤師 田村哲彦先生のお話です

現代医学×漢方の両面から食べ物の研究をされています

「とろろ」の栄養成分にも詳しい先生です

 

自然薯(じねんじょ) 希少価値が高い日本原産の山芋

長芋 大和芋 つくね芋(丹波の山芋)

総称して「山芋」と呼ばれています

 

山芋は古くから山のウナギと呼ばれるほど豊富な栄養素を持っていることが知られていました

 

徳川家康は「とろろ飯」を毎日のように食べていたそうです

西郷隆盛は「かるかん」という山芋を原料とする鹿児島の銘菓

お菓子で食べていたそうです

 



 
 

東洋医学でうたう健康効果

 

・体を丈夫で元気にする(滋養強壮) ジオスゲニンによると考えられている

・胃腸の調子を整え消化を促進する

・鼻、のどなどの呼吸器に潤いを与える(80%が水分)

・老化の進行を緩やかにしてくれる

 

研究でわかった健康効果

 

・抗酸化作用

・血糖値の改善効果

・コレステロール吸収抑制作用(粘り成分)

・胃などの消化管の粘液を保護する作用(粘り成分)

 

ビタミンB1 カリウム 食物繊維が豊富

「元気と若さの素長芋」を食べましょう^^

 




 

とろろのパワー(長芋)

とろろそば

 

そばうどんなど麺で出来たものは吸収率が高くて血糖値を急激に上げてしまいます

とろろが入る事で血糖値の急激な上昇を抑えてくれます

そば自体は胃をちょっと冷やしてしまいますが

とろろは胃を温めてくれます

夏場は胃が冷やされて弱ってしまうので

とろろが胃の冷えを予防してくれるのです

 

牛タン定食 麦ごはん×とろろ

 

とろろは脂っぽい牛タンの油をコーティングしてくれるのです

とろろは食物繊維の多い麦飯の消化を助けてくれる効果が期待できるのです

 

山芋をするとき手が痒くならない方法は ?

 

シュウ酸カルシウムの結晶が手に刺さって手が痒くなるのです

 

シュウ酸カルシウムを溶かすには「お酢」を使うと良いそうです

水1ℓにお酢小さじ1を入れたものに長芋を浸けます

持つところの皮は剥かないほうが良いそうです

 

酢水に手をぬらしてもよいそうです

 

酢水に皮をむいた長芋を10分程度浸しておくと変色も防げるようです

 

sakura
えっ~山芋の皮のトゲが刺さるから痒くなると思って皮を目いっぱい剥いてました! 間違いだったとは トホホですな・・・剥いたところを酢水で洗うといいなんて知らなかったよ~~これでカイカイから解放されると思うともっといっぱい食べられます! (笑)

 

とろろの栄養素とは ?

 

他の芋と違って山芋は生で食べる事ができます

 

ジアスターゼ」という成分が胃潰瘍や消化不良を予防してくれるて胃を老けさせないのです

 

胃が冷やされると胃液が正常に分泌されなくなるのです

胃が老ける ⇒ 動きが鈍くなる・消化が悪くなる・ピロリ菌に胃が荒らされる

そのような胃の状態を正常に戻してくれる働きがジアスターゼにはあるのです

 

生食野菜のジアスターゼ活性(100gあたり)

長芋はトップクラス

カブ 大根 キャベツと続きます

 

大根に多く含まれているとは知っていましたが

山芋には大根の2倍のジアスターゼが含まれているんだそうです

 

食物に含まれているでんぷんは糖のかたまりなのですがその塊をジアスターゼが

細かく分解してくれて吸収されやすくしてくれるのです

 

でんぷんが吸収されずに胃の中に残ると

胃もたれや胃痛の原因になるんですね

 

胃の中に余分な食べ物を残さない事で胃の動きが活性化されます

夏場に胃を弱らせた場合でも胃を正常に戻す効果が期待されるのです

 

 

「夏」にオススメ! とろろレシピ

 

とろろ×梅

夏は体が消耗します 消化の働きを高める組み合わせなのです

梅干し ⇒ 足りない体液を増やしてくれる・クエン酸が胃を殺菌し働きを活性化

 

先生イチオシ

とろろ+梅干しの冷やし茶漬け

ごはんの上にとろろと梅干しを乗せて冷たいだし汁をかけたお茶漬けです

 

とろろを食べ過ぎて太らない ?

 

山芋はカロリーがすごく少ない食材だそうです

100gで約69キロカロリー

ちなみにサツマイモは132キロカロリーです^^

長芋の約80%が水分なのです

 

長芋の食べ方

 

長芋はそのまま食べてもよいのですが

とろろにして生で食べる事がジアスターゼ(酵素)の吸収率をよりアップさせるのです

ジアスターゼは約40度で最もよく働くのですが

60~70度で酵素は壊れてしまいます

 

ジアスターゼを効率よく吸収するには冷たい料理がGOODです^^

 




 

熱に強い栄養素

 

「グリカン」

足腰を老けさせない! ?成分

つまづき 骨折 打ち身 寝たきりなど・・・

 

グリカンの働き

足の腱(筋肉が骨にくっ付くところ)を強くしてくれる

関節の軟骨を強くしてくれる

 

グリカンは植物にはほとんど入っていなくて

手羽先や軟骨など動物性の食材に含まれています

 

グリカン ⇒ 加熱することで水分が飛んで凝縮され効率よく摂取できます

 

食べたら腱を作る装置にスイッチが入って足りない部分をどんどん作ってくれるという働きがあるのです

 

胃を守るなら生で

足腰をいたわるなら加熱して

使いわけしましょう^^

 

自然薯(じねんじょ)のスゴいパワーとは ?

 

最新研究で判明したさらにスゴいパワー

長芋よりネバネバ感がさらに強いのが特徴の自然薯

 

2011年に発表された静岡県立大学のグループが発見した研究結果では

「ジオスゲニン」

が、がんの予防に対して効果がある!?

マウスの実験では「ジオスゲニン」ががん腫瘍の発生を抑えたそうです

 

2012年 富山大学で発表されたものでは

アルツハイマー認知症に効果がある!?

マウスに「ジオスゲニン」を注射すると

認知症の原因であるアミロイドβが50~70%減少したそうです

 

どちらもまだ研究段階のようです今後に期待ですね! !

 

健康長寿の満腹レシピ

 

・とろろ100%のお好み焼き

小麦粉を使わないので3割ほどのカロリーカットとなります

 

・とろろピザ

生地をとろろに代えると4割ほどのカロリーカットとなります

 

・長芋のポテトサラダ風

・とろろ+のり 磯部揚げ

 

余分な油分を吸収しないようにコーティングしてくれてカロリーも抑えてくれます

 

東大ママドクター 伊藤先生おすすめ「とろろレシピ」

 

とろろとしめじのダシ巻き卵

卵にとろろとしめじを混ぜて焼くだけです^^

しめじはビタミンが豊富なので夏バテ防止にも最適のようです

 

とろろをどうやってする ?

 

目の細かいおろし器のほうが芋の成分が出やすいので良いそうです

するスピードも速い方がよいそうです^^

 

空気にふれると酸化してしまうので

すりおろしたらすぐに食べるのがGOODです^^

 

とろろの保存

すりおろしが余った場合は酸素に触れない様にラップに平たく包んで冷凍保存します

 

する前の山芋は新聞紙に巻いて冷蔵庫に保存します

直接入れておくと乾燥してしまうそうです

切り口がある場合はラップをして保存します

 

長芋の選び方

ハリがあり(シワシワNG) 皮が薄くて かたいくて重い物

 

sakura
とろろ好き! 足腰に不安があるから熱加えてから食べま~す^^;

 






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