がんの転移

遠隔転移が1つでも見つかれば、根治は難しい

転移が見つかった後にがんをゼロにするのは難しい

転移とどう向き合っていくかべきか

という記事を読みました







子宮頸がんステージⅢbで治療して

縦隔リンパ節に転移が分かったから

私はステージⅢbではなくて

今はもっとも進行したステージⅣになるんですね

転移したらステージが上がるなんて最近まで知らなかったです💦

主治医からそんなこと言われたことないし

無頓着と言うかなんというか😓あきれますね


子宮から遠く離れた肺近くへの遠隔転移ですから

血流に乗ってがん細胞が移動し集まってしまったのですから

まだまだ体の中にがん細胞が潜んでいるという事は

分かってはいますけれど



私の再発遠隔転移治療の1回目は抗がん剤3回

2回目は縦隔リンパへの放射線治療30回

3回目は抗がん剤3回です

2022年11月、最後の抗がん剤から1年が経過しました


すごく進んでいるがん治療-撲滅は2035年!?  光免疫療法が早く! 子宮頸がんにも適用されたらいいのになって思います。転移したがんも死滅させてくれるそうですから。





転移



がん研有明病院 院長補佐 乳腺内科部長

高野利実先生

東北大学 緩和医療科教授 井上彰先生のお話です



がんを治療したにも関わらず同じがんが再び出てくる事を

「再発」と言います

局所再発」とは、原発巣(がんが発生した場所)や周辺のリンパ節に出る

遠隔転移」とは、離れた臓器や骨にでる

転移の種が体中にばらまかれてる事を意味する・・・

薬物療法(抗がん剤など)が治療の中心になる


転移はがん細胞と言う小さな種が血流にのって

全身に広がり、別の場所に根付いて芽を生やした状態


小さな種の状態ではCTの画像では確認が出来ない

がん細胞のかたまりが1億~10億個分😲に成長してから

でないと確認出来ないのです


血流にのったがん細胞が全て転移を起こすわけではなく

抗がん剤で消えたり、免疫などの働きで転移が

阻止されたりもします


転移のリスクは原発のがんが進行しているほど高くなります

早い段階から転移しやすい性質を持ったがんもあります

悪性度の高いがんだと、見つかった時点で転移している事も多いそうです


固形がんが遠隔転移した場合、薬物療法でもがんをゼロにするのは困難。しかし、がんがゼロになっていなくても、よい状態で長生きする事の方が重要




転移が少数(5個以下)であれば、転移巣を切除したり

転移巣に放射線を当てたりすることで

根治に近い状態に持ち込めることがある



がんの転移データ

好発部位リンパ節・肺・肝臓・脳・骨
主な症状部位により異なる 
肺転移=息切れ、咳、呼吸苦など
脳=頭痛、吐き気、めまい、手足のまひなど
骨=痛み、歩行困難など
肝臓=倦怠感、お腹の張り、黄疸など
主な診療科腫瘍内科・緩和医療科
主な治療抗がん剤などの薬物治療
緩和治療(放射線、鎮痛薬の内服、神経ブロックなど)



がんの種類と転移しやすい場所

がんの種類転移しやすい場所
乳がんリンパ節・肝臓・骨・肺・胸膜
肺がん リンパ節・肝臓・骨 ・脳
肝臓がん
すい臓がん リンパ節・肝臓 ・腹膜・骨・肺
腎臓がん肺・肝臓・骨
胃がんリンパ節・肝臓・腹膜
大腸がんリンパ節・肝臓・肺
食道がんリンパ節
子宮頸がん・子宮体がん腹部リンパ節・卵巣
前立腺がんリンパ節・骨




がん薬物療法で使われる薬の種類と特徴

薬の種類薬の特徴
従来型抗がん剤(殺細胞性抗がん剤)主に細胞が分裂する増殖過程に作用して
がん細胞を抑える

正常な細胞も攻撃してしまうため
副作用が出やすい
分子標的薬がん細胞だけが持つ特定の遺伝子変異など
をピンポイで狙い撃ちする薬

副作用が比較的少なく済む
免疫チェックポイント阻害薬がん細胞に対する免疫細胞の攻撃に
ブレーキがかかるのを防ぎ
免疫によるがん細胞の排除効果を
維持する薬
ホルモン剤ホルモンの分泌や働きを阻害し
ホルモンを利用して増殖するタイプの
がん(乳がんや前立腺がん)を抑える



抗がん剤には副作用は必ずあります

重要なのはプラス(治療効果)とマイナス(副作用)のバランス

マイナス面が大きければ中止も考える

抗がん剤はずっと同じ薬を使い続けるられるわけではなく

耐性化してだんだんと効かなくなってしまうので

抗がん剤治療の中止か、薬を切り替えるか

プラスとマイナスを評価しながら医師と話し合う事が大切だそうです



緩和ケア



がんが遠隔転移している場合、がんに伴う痛みなど

様々な症状を和らげる緩和ケアの役割は重要


緩和ケアは害になることはなく

ずっと続けられる治療だそうです

進行肺がんのの患者さんを対象にした研究で

緩和ケアを受けた患者さんグループは

受けなかったグループに比べて

生活の質が向上しただけではなく

生存期間も延長したと報告されています


痛み

がんが周囲の組織に広がるとね神経が傷ついたり

圧迫されたりして痛みが生じます

進行がんの患者さんの約7割し痛みがあるそうです


必要に応じて痛みに合った鎮痛剤を使うようです


痛みは我慢せずに医師に伝える

痛みが強くなってから薬を使い始めても効きづらくなるので

痛みが出始めた段階から必要な薬を使う事が大切


今は鎮痛剤の種類も多くなり

口から飲めなくても、注射や貼り薬など様々な剤形があるようです


痛み治療の最初の目標は安静時の痛みを和らげて

夜、眠れるようにする事

痛みをゼロにすることが出来なくても

そこまでは達成することがほとんどのようです


放射線治療

局所の症状を緩和するうえで高い効果が期待できる


骨転移による痛みの治療

痛みを発している転移部分を狙って照射して

がんの勢いを抑えたり、がんを死滅させることで痛みを和らげます


緩和照射は根治照射よりも線量を減らし

出来るだけ副作用が出ないようにすることが重要だそうです


脳転移では頭痛や麻痺などの症状緩和だけでなく

延命効果も期待できるのです


放射線治療は「止血」も得意だそうです




私の子宮頸がんは縦隔リンパ節(肺の近く)に遠隔転移しました

肺に転移された方も入院されていました

同じⅢbの方は肺や脳や骨にも転移があったようです

子宮頸がんは肺に転移が多いような気がします

やはり子宮頸がんは、肺、脳、

傍大動脈リンパ節(骨盤より上の大動脈まわりのリンパ節)

骨への転移が多いようです(がん情報サービスより)




😲子宮頸がんステージⅣの方のブログに

胸水が溜まった原因が

縦隔のリンパが大きくなって、リンパ管を破り

リンパ液が漏れ出しているのだろうと言うのを見て

そんな事もあるのだと怖くなりました😢

私の場合はSCCの上昇やCTで早期発見でき

1㎝超えたことで

治療が開始されたから良かったのかもしれないです

今も1㎝未満の腫れがあるようですが・・・・😓

1㎝未満はがんでない人にもある事なので治療は必要ないそうです

成長しないで欲しいです! !





「転移からの完治は難しいのかもしれませんが

抗がん剤などでがんの進行を抑えて

緩和ケアでつらい症状を和らげるなどして

からだの中にがんがあるかどうかよりも

良い状態で長生きすることが重要

がんを消す事を目標にするのではなく

天寿を全うすることを目標に考え

自分らしく生きていくのが良い

終末期がきても苦痛を和らげる医療があるので

強い苦しみの中で亡くなる事はありません

いろいろなサポートがあるから大丈夫」

だそうです


現実はそう簡単なものかは定かではありませんよね

近くに緩和ケアの病院があるのか ?

あっても空きがあるのか ? 順番待ち ?

費用は ? などなど心配事はつきないのかも・・・


何も知らないより色々知っておくと安心にも繋がりますね😊


空腹こそが最強の健康法!? 舌がん発症された医師の再発防止の実践法

リキッドバイオプシー(体液を使った検査)でがんの再発の可能性がわかる!?

がん細胞由来のエクソソームの分泌を抑制すれば転移は防げる?!



再発や転移についても、日々研究はされているのですね




😊再発の抗がん剤の3回目から1年が経過した現在

特に問題なしで過ごせています

これから先の事はわかりませんが

この子たちに癒されながら、生き長がらえたらいいな😊




にほんブログ村 病気ブログ 子宮頸がんへ
にほんブログ村


“がんの転移” への1件の返信

コメントは受け付けていません。