元気なうちに行きたい「ぴんぴんころり寺社」

苦しまずある日突然ぽっくりと逝きたい、誰しもが思うことかもしれませんね

全国に18ヶ所ほどそういった場所があるようです

週刊現代より




ぽっくり信仰ブーム



今から50年前、1972年の有吉佐和子さんのベストセラー小説

「恍惚の人」

認知症を患った老親の介護を描いた作品

自分はボケて周りに迷惑をかけたくない

ある日突然ぽっくりとあの世にゆきたい

という、誰しもが願う気持ちが

ぽっくり信仰ブームとなったようです


認知症、介護、老々介護など昨今の問題かと思っていましたけど

50年も前からあったことなんですね


3年前に亡くなった86歳の姑も

ぽっくり寺と呼ばれている所に行ってたようです

片付けをしていたら、奈良県香芝の「阿日寺」のお札が出てきました

ご利益は「安楽往生」

ぽっくり信仰にゆかりがある、恵心僧都(えしんそうず)が誕生した地として伝えられていることに由来しているそうです


😊このお札のご利益なのかわかりませんが

姑は介護などの必要まったくなく

ある日突然この世を去りました



私もどこかの寺社に行った方がいいのかもしれないわ^^;


姑がぽっくり寺のおかげでしょうかあっけなく逝ってしまいました






同じ奈良県にある「清水山顕光院 吉田寺(きちでんじ)

987年に 開基 され「ぽっくり寺」り呼び名で親しまれているお寺です

奈良に古くからのぽっくり寺があると紹介されて

参拝客が殺到したようです

1975年頃には1日に10台以上の観光バスが来たようです


このお寺を開基したのは 恵心僧都(えしんそうず)

母親が臨終する折に 吉田寺 で除魔の祈願をした浄衣を着せた所

安らかに息を引き取ったそうです

この逸話がぽっくり信仰の原点だそうです

ご本尊にお祈りした後に祈祷を受けると

最期までシモの世話にならず

極楽往生を遂げる事が出来ると伝えられてきたのだそうです


大阪の聖徳太子のゆかりの地として知られている「四天王寺」にも

ぴんぴんころりのご利益を持つお堂が存在するようです



四天王寺の敷地の端、目立たない一角ある

病気平癒の羅漢さんを祀る「万燈院 紙衣堂(かみこどう)」です

紙衣堂には五百羅漢の一人である紙衣仏が祀られています

難病に苦しみながらも、紙の衣を着て修行に勤しみ

仏となった暁には、人々に徐災無病のご利益を与えようと

願を立てていました


紙衣羅漢像


ここには木の臼と木槌が置いてあって

木槌で臼を3回たたいてから自分の身体の悪い所を3回たたくと

病気が治るのだとか^^;

木槌で叩いて病気をやっつけちゃうのですね😊

いいかも~~行ってみたくなりました

私は何処叩く、頭、胸、お腹でしょうね😓


全国の「ぴんぴんころりの聖地」



風立寺 山形県 安楽往生 ぼけ封じ

中田観音 福島県 安楽往生

立木観音 福島県 後生安楽 健康長寿

鳥追観音 福島県 厄除け 長寿

弓田ぽっくり不動尊 茨城県 厄除け 長寿

顕妙寺 千葉県 長患いしない

ぴんぴんころり大師(東光院) 千葉県 寝込まずに大往生

ぽっくり薬師(西光院) 埼玉県 ぽっくり往生

ぴんころ地蔵(成田山薬師寺) 長野県 ぴんぴんころり

嫁入らず観音院 岡山県 臨終まで人の世話にならない



「ぴんころ有名人」那須与一ゆかりの聖地



ぴんころ信仰のある寺社において多く祀られているのが

源平合戦での活躍で名高い源氏方の武者である那須与一だそうです



那須与一は臨終の際に大病で苦しんだとされていて

シモの世話を受ける事になり

「私は苦しんだのだから、この病気を治すための守護神になろう

と言い残して亡くなったそうです

その為那須与一が祀られている寺社は

シモの世話にならずに済むご利益があると考えれるようになったようです



那須与一は弓の名手、その為一発で「ころりと旅立てる」という信仰が始まったそうです


那須与一大権現 兵庫県 長患いしない

那須与一堂 京都府 安楽往生

那須与一の墓 兵庫県 シモの世話にならない

那須与一神社 徳島県 安楽往生

永祥寺 岡山県 ころりと旅立てる


ぴんぴんころりを実践するには、日ごろから精力的に出歩くことが重要だそうです。目的をもって旅行に出かける事は、家でじっとしているよりも元気な体を保つ事に繋がります(東京都立大学 星旦二医学博士のお言葉です)
sakura

先生のお言葉に納得です^^

しか~し、私は出不精ですから・・・・😓


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“元気なうちに行きたい「ぴんぴんころり寺社」” への1件の返信

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