6月14日はアルツハイマー博士の誕生日で「認知症予防の日」と制定されました

認知症の発見から120年だそうです

2025年には730万人が罹患

65歳以上の5人に1人は発症すると言われているのだとか・・・

認知症予防の大切さをより多くの人に

伝えることを目的に制定されたようです




ドイツのアロイス・アルツハイマー博士は

1906年、世界で初めてアルツハイマー病の症例を報告


患者の脳を解剖し、シミのようなものがいくつかある事に気づきました


そのシミは、アミロイドβの塊でした





認知症予防学会理事長 浦上克哉先生のお話です

認知症は一部を除いて、一度発症すると完治しない病なので


発症後は薬などで進行を緩やかには出来ますが


発症前の状態には戻せないので


早期の予防が大切となるのです


早い人では、30代後半から脳の中に病理変化が起きているそうです


40代から認知症対策に取り組んでも早すぎる事はないのですね


早期発見の方法もあるようですが・・・


アミロイドβは、病気が発症する10年~20年前から


蓄積しているのだそうです


アミロイドPET検査 

脳内のアミロイドβの蓄積を画像化

検査出来る所が全国でも50か所の専門クリニックで実施

されていますが、高額のようです


脳脊髄液検査

脳脊髄液を採取してアミロイドβを測定するもの

大がかりで患者の負担も大きい




認知症リスクチェックテスト「J-MCI」




日本老年精神医学会が開発した


早期発見率90%のテストだそうです😲


MCIとは

認知症の一歩手前(軽度認知障害)とされるリスクありの状態の事


最近の自分や家族の様子について はいいいえ で答えます

1物の名前が出てこない「あれ」「これ」を多用
2曜日や日にちがわからない
3薬の管理が出来ない
4指導内容(医師・薬剤師による)を覚えていない
5生返事で何を聞いても「はい」「大丈夫」などと答える
6些細な事で泣き、大喜び、激怒につながる
7同じ行動を繰り返す(発言・日課・散歩コース)
8時間を過度に気にして、予定時間の前に行動を開始する
9最近の物事を思い出せない
10処方箋や診察券を紛失する
11検査室へたどり着けないなど医療施設で迷う
12よだれや唾液が増えている
13ろれつが回らず、言語が不明瞭である
6・13は「レビー小体型認知症」7・8は「前頭側頭型」の症状


「はい」に該当する項目が多いほど認知症リスクが高いと考えられます



sakura

私、まだ大丈夫そで良かったよ😓





認知症リスクがある人の自覚症状と


他者から見える異変との間には差があるようです


自己申告では他者による評価と比べて症状を


3分の1程度軽く見られます


アルツハイマー型認知症新薬

2023年1月に厚生労働省に承認申請された


「レカネマブ」は、中等度以上に進行した認知症には


効果が認められておらず


MCIもしくは、軽度アルツハイマー型認知症の人が


対象となっています



やはり早期発見出来ることが良いのかもしれませんね



認知症発症に繋がる12のリスク因子




難聴・教育歴・喫煙・抑うつ・社会的孤立


頭部外傷・運動不足・高血圧・大気汚染


過剰飲酒・糖尿病・肥満


自分に当てはまるものを改善・修正すると


認知症を防ぐことが明らかになりました



また年齢によって認知症予防が異なります


45~65歳の中年期 難聴・高血圧・肥満の対策が必要


66歳以上の高齢期 喫煙・抑うつ・社会的孤立がリスクとなります



難聴(聴力低下)は認知症の最大のリスク


聴力が低下すると、耳から得られる情報が少なくなり


脳への刺激が減ってしまい、脳機能の萎縮に繋がります


難聴の主な原因は、加齢や長年の耳の酷使


耳に負担のかかる、テレビの音声や音楽を大音量で聴くのはNG


静かな場所で耳を休ませる時間も必要


耳の聞こえにくさを感じたら早めに補聴器を使うのが


認知症対策になります


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認知症予防は生活習慣病を予防して血管の老化を防ぐことが大切なのだそうです


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