認知症の発見から120年だそうです
2025年には730万人が罹患
65歳以上の5人に1人は発症すると言われているのだとか・・・
認知症予防の大切さをより多くの人に
伝えることを目的に制定されたようです
※2023年6月13日の記事です
ドイツのアロイス・アルツハイマー博士は
1906年、世界で初めてアルツハイマー病の症例を報告
患者の脳を解剖し、シミのようなものがいくつかある事に気づきました
そのシミは、アミロイドβの塊でした
認知症予防学会理事長 浦上克哉先生のお話です
認知症は一部を除いて、一度発症すると完治しない病なので
発症後は薬などで進行を緩やかには出来ますが
発症前の状態には戻せないので
早期の予防が大切となるのです
早い人では、30代後半から脳の中に病理変化が起きているそうです
40代から認知症対策に取り組んでも早すぎる事はないのですね
早期発見の方法もあるようですが・・・
アミロイドβは、病気が発症する10年~20年前から
蓄積しているのだそうです
アミロイドPET検査
脳内のアミロイドβの蓄積を画像化
検査出来る所が全国でも50か所の専門クリニックで実施
されていますが、高額のようです
脳脊髄液検査
脳脊髄液を採取してアミロイドβを測定するもの
大がかりで患者の負担も大きい
認知症リスクチェックテスト「J-MCI」
日本老年精神医学会が開発した
早期発見率90%のテストだそうです😲
MCIとは
認知症の一歩手前(軽度認知障害)とされるリスクありの状態の事
★最近の自分や家族の様子について はい か いいえ で答えます
1 | 物の名前が出てこない「あれ」「これ」を多用 |
2 | 曜日や日にちがわからない |
3 | 薬の管理が出来ない |
4 | 指導内容(医師・薬剤師による)を覚えていない |
5 | 生返事で何を聞いても「はい」「大丈夫」などと答える |
6 | 些細な事で泣き、大喜び、激怒につながる |
7 | 同じ行動を繰り返す(発言・日課・散歩コース) |
8 | 時間を過度に気にして、予定時間の前に行動を開始する |
9 | 最近の物事を思い出せない |
10 | 処方箋や診察券を紛失する |
11 | 検査室へたどり着けないなど医療施設で迷う |
12 | よだれや唾液が増えている |
13 | ろれつが回らず、言語が不明瞭である |
「はい」に該当する項目が多いほど認知症リスクが高いと考えられます
私、まだ大丈夫そで良かったよ😓
認知症リスクがある人の自覚症状と
他者から見える異変との間には差があるようです
自己申告では他者による評価と比べて症状を
3分の1程度軽く見られます
アルツハイマー型認知症新薬
2023年1月に厚生労働省に承認申請された
「レカネマブ」は、中等度以上に進行した認知症には
効果が認められておらず
MCIもしくは、軽度アルツハイマー型認知症の人が
対象となっています
やはり早期発見出来ることが良いのかもしれませんね
認知症発症に繋がる12のリスク因子
難聴・教育歴・喫煙・抑うつ・社会的孤立
頭部外傷・運動不足・高血圧・大気汚染
過剰飲酒・糖尿病・肥満
自分に当てはまるものを改善・修正すると
認知症を防ぐことが明らかになりました
また年齢によって認知症予防が異なります
45~65歳の中年期 難聴・高血圧・肥満の対策が必要
66歳以上の高齢期 喫煙・抑うつ・社会的孤立がリスクとなります
難聴(聴力低下)は認知症の最大のリスク
聴力が低下すると、耳から得られる情報が少なくなり
脳への刺激が減ってしまい、脳機能の萎縮に繋がります
難聴の主な原因は、加齢や長年の耳の酷使
耳に負担のかかる、テレビの音声や音楽を大音量で聴くのはNG
静かな場所で耳を休ませる時間も必要
耳の聞こえにくさを感じたら早めに補聴器を使うのが
認知症対策になります
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“6月14日はアルツハイマー博士の誕生日で「認知症予防の日」と制定されました” への1件の返信
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