夜中のトイレで悩むあなたへ解決! 夜間頻尿の原因は人それぞれの対処法で

夜間頻尿で悩む人は約4500万人と言われています

年齢を重ねるほど夜間頻尿になる確率が高くなりますが

でも全ての人に治療が必要であるとは限らないのだとか

原因は人それぞれ、原因に合わせた治療のチョイスが必要

チョイス@病気になった時より



夜中何回トイレに行きますか?



夜間頻尿の定義は夜中に1回以上排尿の為に起きて

日常生活に支障があると感じる人は夜間頻尿とされます

支障と感じない人は治療の必要は無いそうです

sakura

私はたまに1回ほど行きます、支障のない範囲という事で安心しました^^;

何回も行けば睡眠不足で生活に支障きたしますね

去年だったか尿路結石の痛みが起こる前に、回数も多くなり我慢が出来なくなったことありましたけど
痛みが終わって(石が出たのでしょうね)からは普通に戻りました

何かしらの原因というのが人それぞれにあるんでしょうね



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夜間頻尿ってどんな病気 ?


78歳、男性の場合

6年前に頻尿が始まり一晩に7回のトイレに起きるようになる

寝不足で日中にボーッとしてしまう事が多くなってきたので

泌尿器科を受診、排尿日誌をつける事を勧められます

排尿日誌とは排尿した時刻と量を記録するものです

記録を分析することで夜間頻尿の原因を調べます

記録する事で自分の状態もわかるようになるのです

連続3日間、最低でも2日間の記録が必要

3日分の排尿日誌で

昼間10回、1200㎖ 夜間7回、1900㎖

夜の方が多いのはどうして ❓

筋力や心臓のポンプ機能は加齢と共に衰えます

体内の不要な水分を下から上に押し上げる力が足りなくなって

下半身に溜まります。そのまま寝る時横になると

下半身に溜まっていた水分は上半身へと移動します

増えた水分を尿として排出しようとするために

夜間も尿が大量に作られてしまうのです


1日の量が3100㎖で正常の1800㎖を大幅に上回っています

多尿の原因は水の飲み過ぎ

健康の為に1日3ℓの水分を摂っていたそうです

1日の水分量の目安(㎖)は

体重(kg)×20~25以下

60kgの人では約1200~1500㎖以下


加齢の為に夜間頻尿になるのはどうして

私たちの体は通常24時間尿が作られています

作られた尿で膀胱がいっぱいになると

膀胱から脳に信号が送られます、これが尿意です

脳から指令が出されて膀胱の筋肉が収縮して尿が排泄されます


睡眠中は脳から抗利尿ホルモンが分泌されて尿の生産が抑えられます

そのため膀胱にいっぱいまで尿はたまらず脳に信号は送られません

寝ている間はほとんど尿意を感じないのです

しかし抗利尿ホルモンは加齢と共に減少するので

寝ている間でも尿が大量に作られてしまうため

尿意を感じるようになり目が覚めてしまうのです

その他の原因

・心臓や腎臓の機能が低下して下半身に水分がたまりやすい

・膀胱に溜められる尿が減る

膀胱に溜められる量は

40代 400cc程度

60代 女性 350cc  男性300cc程度

夜間頻尿になりやすい人は❓

高血圧 糖尿病 心不全 慢性腎臓病などの持病がある人

コーヒーをよく飲む

塩分の摂り過ぎ

なぜ夜間頻尿で死亡率が上がる

暗い夜中に起きてトイレに行く時転倒して骨折したりするから


泌尿器科受診の流れ

問診 ⇒ 検尿・血液検査 ⇒ 超音波検査・残尿測定

問診

・排尿の回数・尿の出にくさ

・日常生活で一番困ることなど

検尿・血液検査

・膀胱炎 がん 膀胱結石 腎機能障害 糖尿病を調べます


超音波検査・残尿測定

・膀胱・前立腺・腎臓に病気がないか調べます


76歳男性の場合の排尿日誌からわかる夜間頻尿の原因

1回の尿が少ない 膀胱の異常 ?

尿の合計が多い 水分の摂り過ぎ


飲む量を減らしてみる事にしました

・寝る3時間前からは飲まない

・夕食前の夕方に1時間程度の運動(ウォーキング)を行う

運動することで下半身に溜まった水分を上半身に戻すことが出来る
汗をかく 疲労感で良い効果がでる

ウォーキング、スクワット、縄跳びなどふくらはぎを使う事が良い

体内の水分を排尿するまでに3時間かかるので寝る3時間前くらいに運動するのがよい

階段を上り下りする、かかとの上げ下げもおススメ

横になって両足をクッションなどを使って15㎝ほど無理のない高さに上げる事を昼~夕方に30分行い下半身に溜まった水分を上半身に戻します。夕寝しちゃうと夜寝られなくなるので注意ですね^^それと夜には行わないようにしないといけないです。夜間の尿量が反対に増えてしまいます





飲水制限や運動しても効果が無い時のチョイス


85歳男性の場合 住職

20年前の65歳の時に夜間頻尿に悩みだしました

一晩に3回のトイレで寝不足、昼寝をしてしまう

仕事に影響がでるので2時間を目安にトイレに行く

内科を受診すると診断は前立腺肥大症でした 


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50代から増える病気で尿が出にくくなり回数が増える

前立腺が大きくなることで尿道や膀胱を圧迫します

尿道が狭くなり排尿に時間がかかり膀胱にも尿が残るようになります

尿が出しずらい状態が続くと膀胱に負担がかかります

その結果尿意を頻繁に感じるのです

α1遮断薬が処方されました

前立腺の筋肉をゆるめて尿道を広げる作用があります

尿意を頻繁に感じなくなります

夜間のトイレも3回から1回に減りました

それが10年程続きましたが3年前再び夜間頻尿で一晩に4回も

そこで泌尿器科を受診

超音波検査では前立腺肥大は起こしていなくて

排尿日誌をつけると夜間の尿量が多い事が分かりました

飲む水の量を減らしても効果なしで原因不明

デスモプレシンを服用することに

抗利尿ホルモンと同じ役割をする薬です

服用すると腎臓に作用して寝ている間に尿を作る量を減らす効果があります

男性の場合他に有効な方法が無い場合はこの薬を使います

治療開始3日後にはトイレの回数が減ったそうです


デスモプレシン適用条件

・男性

・夜間多尿

・夜間頻尿の原因となる病気が無い

・飲水制限や運動の効果がない

使用できない人

・心不全

・中等度以上の腎機能障害

・低ナトリウム血症・水中毒とも言います

(体内の水分量が過剰になって血液中のナトリウム濃度が低下する病気)

倦怠感、吐き気、けいれんなどの症状が出て最悪死に至る事も

女性は治験では排尿回数が減らなかったので男性のみだそうです



夜間頻尿の意外な原因とは ?



過活動膀胱

脳と膀胱の連携が上手くいかなくなる

膀胱はまだ尿でいっぱいになっていないのに

脳に信号を出してしまい膀胱は過剰に収縮して

尿を排出しようとします

そのために我慢できないような強い尿意を頻繁に感じるのです

尿が溜められず排尿の回数が増える病気で

80代以上の4割に起こっているそうです

女性の2割が過活動膀胱による尿漏れで悩まれているのです

トイレに行きたくなっても数分から数十分になるように

我慢する訓練を2~3か月して

1日の排尿回数を正常な5~8回にしていくと良いそうです




73歳の女性の場合

3年前に頻尿に悩み始めました

1日に10回以上トイレに行くこともありました

外出中もトイレを探すことも、一晩に4回もトイレに

水分の摂り過ぎかと思ったようですが違っていました

泌尿器科を受診

超音波で調べると膀胱に溜められる尿量が140㎖と

他の人に比べて少なかったのです

通常は350㎖程度

診断は過活動膀胱だったのです

β3作動薬を処方されました

膀胱の筋肉を緩めて収縮を抑え頻尿を改善します

しかし効果が現れず再度診察を受け問診でわかったことがありました

睡眠障害自体が夜間頻尿の原因になっているのではないか

眠れないことが夜間頻尿の原因!

トイレに行きたくなるのではないかと心配しながら寝ると

不安から眠りが浅くなり軽い尿意でも目が覚めてしまう

眠れないからトイレに行く・・・

アミトリプチリンが処方されました

子供の夜尿症の薬で抗うつ薬としても使われます

・不安をやわらげ睡眠を促す

・ぼうこうの運動を抑える働きがある

副作用 口が渇く 便秘 めまいなど

使えない人 一部の緑内障 前立腺肥大症など

薬を飲んだ夜からぐっすりと眠れたそうです

眠りが浅いと尿量が増えるのですね



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sakura

睡眠っていろんな所に影響が出るのでほんと大事ですね

私も眠りが浅いです、いろんな不安からきているのだと納得

ぐっすり朝まで眠りたいと思いますけど

抗うつ薬って聞くと飲むのためらいますね・・・




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