「物忘れ」防ぐためのちょっとした日々のコツ

物忘れを防げば認知症対策にもなるのです

日々の暮らしの中で出来る事は実践していきたいですね

 

神経内科医 米山公啓先生のお話です

認知症の発症は遺伝的要因もありますが環境因子が大きく関係していて

認知症も生活習慣病の1つであるという考えが今では主流になってきているそうです
 
 




 
 

ボケないための4か条

 

1 高血圧、高血糖、脂質異常症に注意する

2 定期的に体を動かす

3 生きがいをもつ

4 刺激をもらえる話し相手をもつ

 

1 高血圧、高血糖、脂質異常症に注意する

 

動脈硬化によって起きる脳梗塞は認知症を引き起こす大きな要因です

 

高血圧

60歳以上で高血圧だと脳梗塞のリスクは2倍に

 

糖尿病

脳梗塞のリスクは4倍に 女性に多いと言うデータもあるそうです

アルツハイマー型認知症の発症は糖尿病の原因となるインスリンの影響が脳に及んだ結果と

いう見方もできるそうです

 

脂質異常症

※血液中にふくまれるコレステロールや中性脂肪などの脂質が一定の基準よりも多い状態

血液中に余分な脂質が多くなると、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。

 

善玉コレステロールの値が低いと脳梗塞のリスクが高くなるそうです

悪玉コレステロールを下げる薬には認知症の発症を抑える可能性も期待されているようです

 

放っておかずに治療を受ける事で認知症の予防にも繋がるのですね

 

2 定期的に体を動かす

 

肥満

認知症発症リスクは約2.4倍に

腹囲が大きいと小さい人に比べて発症リスクが約3倍に

高血圧や脂質異常症のリスクも高めてしまいます

 

筋力低下

運動すると血流がアップして脳の若々しさわ保つ神経栄養因子も増えます

筋力のある人の方が認知症発症リスクが低くなります

 

その他

 

ストレス

慢性的にストレスを抱えていると経度認知障害を発症しやすいという報告もあります

ストレスを減らす努力を心がけましょう

 

寝不足

寝不足は記憶力が衰えてしまいアルツハイマー病に繋がる危険性があります

質の良い睡眠は体や心の健康に不可欠かもしれません

 
 




 
 

「物忘れ」を防ぐコツ 生活習慣編

 

楽しいと思う事が脳の活性に繋がりますので出来そうな事を取り入れましょう

 

・ 毎朝10分知らないジャンルの本を読む

読書は脳の活性になります 知らないジャンルだと脳への刺激が強くなるのです

 

・照明は明るく

電気の節約で薄暗い部屋で過ごすことはNG

昼間の室内照明を明るくすることで脳も活性化して認知症の進行が遅く出来るそうです

 

・利き手でない手で歯磨きをしてみる

脳には新鮮な刺激となるそうです

いつもと違う事をしてみる事が脳の活性に繋がるのですね

 

・指先を動かす趣味を持つ

楽器を弾く 絵を描く 彫刻をする 手芸など

指先を動かしつつ創造性を発揮できるもの

 

・仕事を少しでもし続ける

仕事を長く続ける人ほど認知症になりにくいそうです

脳は使ってやらないとダメになってしまうのですね

人と関わることで脳の活性にも繋がるのですね

 

・旅行に出かける

脳に知的な刺激が与えられます

行先を決めたり行程を考える事だけでも脳は活性化されるのです

外に出れば五感がフル活動するので脳への刺激も大きくなりますね

 

「物忘れ」を防ぐコツ メンタル編

 

ストレス発散と刺激がキーワード

 

・高揚感や興奮も大切

軽いストレスは脳には大切

ストレスがないと意欲が低下してボーッとして 認知症になりやすい状態になってしまうそうです

スターにときめいてドキドキする時間も大切なのです^^

 

・自己否定をしない

他人の目を気にしたり こうなったのは自分のせいなど

自分の中にマイナスな気持ちを溜め込んでしまう人は

ストレスを感じやすいので要注意

自己評価の低い悲観的な考え方はNG

楽観的に物事を受け止めるクセをつけましょう

 

・別のジャンルに詳しい友達をもつ

自分の知っている世界とは異なる話題を提供してくれる

友人や知人との会話を楽しむことで脳が刺激を受け活性化されます

 

・リラックスを心がける

自分なりのリラックス法(好きな事)を見つける

ペットを飼ったり世話することで脳も活性化します

動物とのふれあいは脳にはよいのです

幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌が活性化されます

 

好きな音楽を聞いたり

よい香りを嗅いだりすることで脳のリラックス効果はあります

ローズマリーの香りは認知症予防に効果かあるんだとか