今年は例年よりも早く流行して患者数も各地で過去5年最多ペースとなっているようです
インフルエンザと歯周病菌や歯垢細菌との関係が研究で分かってきたそうです
インフルエンザにかからないようにするにはどうしたらよいのでしょうか ?
羽鳥慎一モーニングショーより
日本大学歯学部特任教授 落合邦康先生のお話です
口内細菌に関する研究に携わって47年
現在は歯周病と全身疾患の関連について研究中の先生です
インフルエンザ注意報レベル
北海道 東京 秋田 福島 神奈川 広島 長崎 熊本
今年の特徴
94%がインフルエンザA型(直近5週間)H1N1型
年内はA型が多く、年を越すとB型と混合になってくるようです
ワクチンを打っていてもインフルエンザに感染する事はあるようですが
重症化にならないのですね
家庭で出来る対策
エタノールなどのアルコール消毒液は滴るほどの量を手に取り
手のひら、手の甲、爪、手首までよくすり込みます
石鹸で洗うより効果的のようです
薬(ゾフルーザ)が効かないインフルエンザ
東大の研究チームが科学誌「ネイチャーマイクロバイオロジー」に
11月25日付で論文発表されました
論文によると抗インフル薬「ゾフルーザ」を服用した
特に12歳未満に耐性ウイルスが高い頻度で出現することがあると判明
今までの耐性ウイルスは弱いと言われていたが
ゾフルーザの耐性ウイルスは通常ウイルスと同レベルの感染力があるようです
薬(ゾフルーザ)が効かないインフルの拡大の恐れが出てきたようです
家族が服用していたら他の家族に移った場合ゾフルーザ以外の薬でないといけなくなるのですね
12歳未満は使わない方が賢明なのかもしれませんね
ゾフルーザを開発したシオノギ製薬は東京大学の発表について
「コメントできる立場にないと考えております」
ゾフルーザについて
耐性ウイルスの情報など全て提出し新薬として承認を得たと
ゾフルーザはウイルスが細胞の遺伝子の中で増えるのを抑制しています
耐性ウイルスが出来ると推測はされていたそうです
1日1回の服用でよくて治りも早いようなので最近はこの薬が使われることが多いそうです
歯周病と歯垢細菌でインフルエンザが重症化!?
インフルエンザウイルスが細胞の中に侵入し、増殖して、放出されることよって広まります
ゾフルーザは入ってきたウイルスの増殖を抑えてくれます
増えたウイルスを外に出さないようにするのがタミフルなどで拡散を抑えてくれます
歯周病菌がインフルエンザウイルスの細胞侵入を助ける
歯周病は歯と歯茎の間の細菌が原因で口臭や歯茎の腫れを起こす病気です
日本人の成人の80%が罹患しているんだとか
2001年にはもっとも患者が多い感染症としてギネスに登録されているそうです
口の中にインフルエンザウイルスが付着
その時に歯周病菌があると歯周病菌が作り出す酵素(プロテアーゼ)が
ウイルスの表面にあるたんぱく質の一部を切断するそうです
切断されると切断部分が細胞に取り込まれやすくなって
多くのウイルスが細胞内に入ってしまうのです
歯周病があってもワクチン接種していればウイルスは細胞内に入れないのです
細胞にウイルスが付くか付かないかが問題ですね^^
歯垢細菌がインフルエンザウイルスの細胞外放出を助ける
歯垢1mgには約10億個の細菌がいるそうです
細胞の中でインフルエンザウイルスが増殖している時
歯垢細菌があると歯垢細菌が作る酵素(ノイラミニダーゼ)が
ンフルエンザウイルスが細胞から出るのを助けてしまうのです
結果歯垢細菌が多くあるとより多くのウイルスを細胞外に放出してしまうのです
歯垢細菌が作る酵素(ノイラミニダーゼ)は
タミフル(ウイルス放出を抑制する薬)の
効き目を低下させる可能性があるんだとか
結果、重症化してしまうのですね
口内ケア
口内ケアが出来ていなければ
インフルエンザにかかりやすくなるばかりではなくて
治療薬の効果を低下させる可能性があるのです
※1、2本の歯周病ではさほどの心配はないそうです
口内ケア(歯磨き、舌磨きなど)が出来ていると
インフルエンザの発症率は10分の1になるようです
介護施設や学校などで食後の歯磨きを徹底することで
インフルエンザの罹患者が減り学級閉鎖もなくなっているようです
起きた時が一番菌が繁殖しているので(歯磨き粉なしでもすすぐだけでも可)まず歯磨きして
朝食後にもしっかり磨く、夜も必ず磨く、
回数よりもしないといけない時にしっかりと磨く事が大切なんだそうです
磨けない時はガムを噛んでも可
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今までインフルエンザにかかった事はないけど
抗がん剤で身体も弱っているから心配なので口内ケアと共に
加湿と換気、まめに緑茶を飲む! ! を頑張らないと! ^^