2012年に入浴関連の事故について大規模な調査が行われて、
その結果が2019年に発表されたそうです。
今までの死亡原因がヒートショックだと思われていましたが違ったようです。
今日11月26日は「いい風呂の日」です
最新情報追記しました
健康になるお風呂の入り方
健康カプセル! ゲンキの時間より
東京都市大学 早坂信哉医学博士のお話です
・かけ湯
冷えた体に熱いお湯をいきなり頭や肩の心臓付近にかけてはいけない
かけ湯は心臓から遠い手や足からかけて
徐々に体をお湯の温度に慣れさせます
かけ湯なしで直接湯船に入る事はNG
・湯船での姿勢
浴槽のふちに首をかけると首付近にある筋肉が緊張して
首こりや肩こりの原因になる事もあります
・全身浴の方が良い
※心臓や肺に疾患ある方は半身浴でも良いそうです
半身浴では血液の流れを良くする静水圧効果
(湯船に入る事で全身に水圧がかかり血流が良くなる効果の事)
が得られないので疲労回復は出来ない
・疲労とは
細胞が過剰に活動した結果老廃物がたまり機能が落ちてしまう事
疲労回復するには老廃物を回収して
栄養や酸素を運ぶ血液を身体の隅々まで循環させることが大切
半身浴では温熱効果(身体が温まる事で血管が広がって血流が良くなる事)が得られない
・疲労が回復し高血圧や冷え性改善の温度は ?
40℃で10分間がおススメ
42℃以上の熱いお風呂は疲労回復には繋がらず
高血圧になってしまうそうです
熱いお風呂だと自律神経(自分の意志とは無関係に心臓や内臓を動かして自動的に調整する神経の事)の交感神経が優位になり、心拍数が増加して血圧が上昇するのです
40℃の湯船に10分間浸かると
血液が全身を循環する事がわかっているそうです
結果、疲労回復に繋がるのですね
熱いお風呂は体温が急上昇して体温を下げるために汗をかくため
ぬるめのお湯の方がお風呂から出た後暖かさが持続するのですね
・お風呂に入るタイミング
質の良い睡眠のためには寝る1~2時間前が良い
最新! ! 寝たきりも毎日のお風呂で予防
世界一の長寿国の日本
その秘訣は「毎日の入浴にある」と
東京都市大学 温熱療法専門医の早坂信哉先生
千葉大学との共同調査で分かった事
毎日湯船に入る人は
週0~2回の人に比べて
寝たきりに繋がる要介護リスクが3割も減少する
肩まで浸かる全身浴の健康効果は
科学的に証明されているのだそうです
全身浴で効率よく身体が温まると血管が拡張し
さらに水圧によるマッサージ効果で血流がよくなる
それらはシャワーや半身浴では得られないものです
毎日の入浴習慣で血管事態が柔らかくしなやかになって
動脈硬化を防ぎ、要介護を招く心筋梗塞や
脳卒中など、多くの病気を予防できます
毎日お風呂に入ると、
心臓病や脳卒中のリスクが2~4割低くなると言う研究結果もあります
お風呂は高血圧や糖尿病の予防
要介護に繋がる身体の痛みを和らげる効果もあります
入浴すると代謝が上がって
軽い散歩程度のカロリーが消費されて血糖値が下がり
血管が拡張して血圧も下がります
筋肉も温まり、肩こりや腰痛などの痛みが
軽減する効果もあります
炭酸入浴剤で、血管が拡張され、血流がよくなることで、高血圧の改善に繋がります。湯温は40℃までを守りましょう
立ちくらみを防ぐには ・冷たいカラン(水栓金具)に触れる ・ 手や顔に冷たい水をかける ・ ゆっくりと立ち上がる。 血圧が下がり過ぎると立ちくらみを起こします。冷たい物に触れると交感神経がほどよく刺激され、血圧の下がり過ぎを防いでくれます。
心の健康にも効く!
全身浴をするとストレスホルモンの
コルチゾールが減り
幸福ホルモンのオキシトシンが増えるのです
入浴はストレスを減らして、リラックスに導いてくれるのです
42度以上のお風呂だと、交感神経が優位になって
興奮状態になり、リラックスや入眠を妨げてしまいます
お風呂での事故死
年間19000人(2013年)
交通事故での死亡者の約4倍にもなるんだうです
脱衣所と浴室の寒さ
浴室が寒い、やや寒いとかんじている人は7割いるそうです
・服を脱ぐ前にシャワーで浴室を温める
・脱衣所に小型の暖房器具を置く
浴室での転倒防止
お風呂用滑り止めテープを貼る
入り口、浴槽近くの床、浴槽のフチ、浴槽内
脱水予防に水分補給コップ1杯の水や麦茶を飲むようにしましょう
最新! お風呂での事故死の原因とは ?
生労働省は2012年に入浴関連の事故について大規模な調査を行い
その結果が2019年日本内科学会英文誌などに発表されました
調査は2012年10月から2013年3月の間に東京都、山形県、佐賀県で
脱衣所や浴槽、洗い場など入浴に関係した場所から119番要請した
4593件を対象に行われたそうです
そのうち死者は1528人(1461人が浴室内、内、浴槽内が1274人)
男女ともに年齢が上がるほど死亡率は高かったようです
高齢になると熱さやのぼせを感じにくくなるので注意です
救助が必要な人は935人で内854人が浴槽内
調査を実施した
東京歯科大学市川総合病院教授 鈴木昌救急科部長先生のお話です
高齢者が浴槽内で死亡することは30年前から
問題視されていたそうですが特に対策は取られてきていないのです
入浴中の死亡診断に明確な定義がなく
地域によっては心不全、溺死、異常死などで
統計がとられていました
解剖しても死因がはっきりせず
「ヒートショック」と考えられてきたのですね
「ヒートショック」とは
急激な温度変化に伴う体調不良の事
暖かい部屋から廊下、浴室と室温が下がっていく環境で服を脱ぐと
血管が収縮して血圧が上がります
直後に風呂に浸かって身体が温まると今度は血管が拡張して
血圧が低下します。
血圧の乱高下によって心筋梗塞や脳卒中などが
引き起こされると言われてきました
しかし鈴木医師らの調査の結果は違っていたのです
助けられた人の半数以上に
「意識障害や脱力感」がみられたのです
体温が高い人ほど意識の状態が悪かったそうです
体温が下がるにしたがって意識障害は回復していったようです
入浴という高温の中に身を置くことで体温が上昇して
熱射病、熱失神、熱疲労などが進行した
浴槽内「熱中症」を発症したと考えられるのです
42℃のお湯に10分浸かれば36℃の体温は38度近くまで上がります
汗が出てくれば体温が上がっている状態だそうです
寒い家に住む人は熱いお湯に長く浸かる傾向があるそうです
WHOは冬の室内温度は18℃以上にすることを強く勧めています
熱いお湯が恋しくならないようにするためには
室温を温かく保つ工夫が必要なのですね
入浴前に脱衣所や浴室を温める
湯温41℃以下で湯につかる時間は10分以内に
基本は肩まで浸かる全身浴で分割浴
(5分浸かって身体洗って又5分浸かる)でもよい
心臓や肺に疾患のある人は半身浴でも良い
毎日の入浴習慣は要介護になりにくいそうです
入浴による温熱効果があるのですね
血液の流れが良くなり
睡眠の質を高めたり、免疫力の向上が期待できるからですね
腰痛や膝の痛みが緩和されて動きやすくなることもあるようです
姑も去年の1月末に入浴中に亡くなった経験があります
原因はやはり熱いお風呂で長風呂でしたからね
熱中症かは定かではありませんね溺死ではなかったようですから
虚血性心疾患と書かれていました。もう86才でしたし高血圧もあったようです
いろんな事が重なったのかな ?
私は42℃設定にしてお風呂に10分程度つかっていますけど汗かきませんよ
熱さが体になじむとぬるく感じますし出た時寒いです
40℃とかのお風呂には入れないな・・・^^;
今週に入ってから一段と寒くなって来たので
より一層身体が温まるように炭酸力の強い入浴剤も使い始めましたし
小型のファンヒーターも買いました^^
電気代ケチって病気になるより暖かく過ごすほうが良いそうですよ^^;
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“正しいお風呂の入り方と最新!入浴中の事故死の原因が判明!” への1件の返信
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