全身の健康に関わっている毛細血管を大切に!

だるい、疲れが取れないなどの身体の不調は毛細血管のゴースト化が原因かも?!

毛細血管を育て、ゴースト化を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか ?

毛細血管はがんとの関わりもあるのです

健康カプセル! ゲンキの時間より




毛細血管は免疫にも大きく関係しています

毛細血管の構造を維持する(ゴースト化させない)事は

免疫力を維持する事に繋がるので非常に重要なのです。

新型コロナウイルスから身を守るためにも

毛細血管を大切にしないといけないのですね




毛細血管



毛細血管は身体の隅々まで栄養を届ける細い血管

全身の血管の99%が毛細血管で長さは約地球2周半で

全身の健康にかかわっています

毛細血管の機能が低下すると糖尿病、肝機能低下、骨粗しょう症、

認知症、腎臓病などの様々な病気に繋がる事もあるのです

原因は毛細血管の消滅「ゴースト化」です

血管には2つのタイプがあります

1 動脈や静脈などの太い血管(7ミリほど)

太い血管には沢山の赤血球が流れていて全身に血液を運んでいます

2 毛細血管(髪の毛の10分の1程度という細さ)

赤血球が1つようやく通れるほどの細さで

全身にある37兆個の細胞1つ1つに酸素や栄養を運搬して

余分な血液を漏らさずに二酸化炭素や老廃物を回収します

臓器などで作り出されたホルモン(インスリン、レプチンなど)をキャッチして

全身を巡って必要とされる場所に運びます


免疫に働く白血球も毛細血管が体の隅々に行き渡っているからこそ

細部までパトロールが出来るのです


毛細血管には体温を維持する働きもあります

血液は内臓の中で温められ温度を維持して体の抹消まで届きます

毛細血管がゴースト化していたら流れが抹消まで届かず不調の原因になるのですね





毛細血管と身体の不調の関係とは ?



毛細血管の研究の第一人者

大阪大学微生物病研究所 情報伝達分野

高倉伸幸医学博士のお話です

健康に人の毛細血管は真っすぐ均等に並んでいます(左)

(10日以内の生活習慣を反映します)

毛細血管のゴースト化とは ?

毛細血管が消えかかっている状態です(右)

血液の流れがないと細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなって消滅していきます

ゴースト血管になると周りの細胞にある疲労物質の回収が出来なくなって

体内に溜まってしまいます

それが身体のだるさに繋がるのです

なぜ指先の毛細血管で身体の不調がわかるの ?

毛細血管は全身つながっているために身体の一部をみれば全身の状態がわかるのです

指先の毛細血管は表皮に近く見えやすいから観察しやすいのです

♦実験 ゲンキな血管の4人とゴースト血管の4人で調べます

冷水に1分間手を入れてその後の手の平の温度回復の時間を比較すると

手を冷やしても元気な血管は温度の回復が早く

ゴースト血管は回復が遅いのです

ゴースト血管になると指先に熱を運ぶ機能が低下していると考えられて

手足の冷えの不調に繋がっていることがわかります

毛細血管をチェック!

爪床圧迫テスト

親指の爪の根元を5秒押して赤みがもどるまでの時間を測定します

爪赤みが戻るまで3秒以上かかる場合はゴースト血管の可能性があるかもしれません




ゴースト血管の原因は ?



・加齢 年を取れば誰でもリスクはあるそうです

加齢と共にアンジオポエチン1が分泌されにくくなり、高血糖による酸化ストレスなどが加わると Tie2 (血管内皮細胞に発現しゴースト血管防止に有効な分子)が活性化されなくなってゴースト血管に至ってしまいます



・紫外線

紫外線を浴び続けると活性酸素が発生し毛細血管にダメージを与えゴースト化し、

メラニンを回収できなくなりやがてシミとなって表れるのです

日焼け止めは3時間ごとの塗りなおしが必要だそうです

・早食い

空腹時に一気に食べ物が身体に入ると血糖値が一気に上がってしまい

毛細血管の壁細胞にダメージを与えてしまいます

そうすると血管が緩みやすくなって太くなり、

機能的に悪い毛細血管になってしまいます

太い毛細血管もゴースト血管に繋がる原因となるのです

健康な毛細血管は

赤血球は血管壁に触れることで栄養、酸素を細胞に送り届けることが出来ます

しかし毛細血管が太くなってしまうと赤血球が血管壁に触れなくなってしまい

栄養や酸素を送れなくなり素通りしてしまい、いずれゴースト血管となってしまうのです

・過度な強い運動

活性酸素が多く作られると毛細血管の細胞にダメージを与えゴースト化につながってしまいます

にごり毛細血管

睡眠不足が原因で毛細血管のの構造がもろくなり血液成分が漏れ出し、

いずれ血管事態に栄養が届かなくなりゴースト化に

ねじれ毛細血管

ストレスがかかると細動脈が細くなり毛細血管の血流が悪くなります

その状態で無理に血液を流そうとするために負荷がかかり毛細血管がねじれてしまい、

酸素や栄養が届かなくなりいずれゴースト化につながります



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ゴースト血管予防法



生活を改めれば10日前後で元気な状態に戻すことが出来きるそうです

毛細血管を育てるスパイスとは ?

「ヒハツ」島コショウの1つ

石垣島で古くから親しまれているスパイスだそうです

シナモンっぽい感じでピリピリするそうです^^

毛細血管の細胞にはTie2という受容体が発現しています

ヒハツの中のピペリンが毛細血管のTie2を活性化して

血管の構造の安定化、ゴースト血管の予防・改善に

つながる事がわかってきているのです

摂取量は1日 耳かき1杯程度でOK

手に入れにくい場合は成分はヒハツと若干異なりますが

ピペリンが含まれている「黒コショウ」で代用可能だそうです

その他

シナモン(耳かき1杯を週2回以上)

やルイボスティー(週に数杯)

もTie2の受容体を活性化してくれるそうです


血流を良くする

毛細血管は手や足にたくさん集まっているので

下肢の筋肉を鍛える運動をする

ウォーキングやスクワット

立ったままの「かかとの上げ下げ運動」はふくらはぎの筋肉を刺激します

「手のグーパー運動」するだけでも血流が良くなって

毛細血管が刺激・再生、活性化されます

バランスの良い規則正しい食事、減塩、質の良い睡眠

ストレス軽減など血管の健康を守る生活習慣が何より大切です


「かかと落とし」は骨密度のupが期待できますので骨粗しょう症の予防にもなります。

幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌も促されるので心にもよい影響を与えてくれます。

セロトニンの欠乏はうつ発症に密接に関与しているのだとか

がんとの関係



♦南雲吉則医師のお話です

「がん」とは

タバコや暴飲暴食などの不摂生で粘膜が傷ついて

細胞分裂で傷口をふさいでくれているが

毛細血管の血流が悪くなると傷口が塞がらなくなり

これを塞ぐために永遠に細胞分裂する細胞が表れます

それががん細胞なのですね

普通の細胞は生まれては死ぬというサイクルなのです

がん細胞は自然には死なないのです・・・

冷え性とがん発生は根っこの部分で繋がっているそうです

冷えは万病の元と言いますものね

毛細血管の血流を良くしてあげるとがん予防になる

♦大阪大学 微生物病研究所 高倉伸幸教授のお話です

血管研究のエキスパートでがんの専門医でもあるそうです

臨床医時代に「優れた抗がん剤でも患者さんによって効果に差がある」

事に疑問を持ってがんと毛細血管をテーマに研究を始めたそうです

毛細血管が衰えてくると「がん」リスクが大きくなるそうです


がんに見られる血管のほとんどが毛細血管で

未成熟な毛細血管ががん悪性化の原因の1つなんだそうです

がん患者でなくても未成熟な毛細血管は存在していて

老いや不調、病気を引き起こしているのです

・細胞に酸素が行き渡らず低酸素状態になってがんリスクがアップ

・抗がん剤の成分ががん組織の深部まで行き届きにくいので

抗がん剤の効果が低くなってしまう

sakura

ゴースト血管にならないように

しっかりと毛細血管を育てていかないといけませんね!



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