旬の春キャベツと新玉ねぎの健康効果を最大限に大きくする食べ方とは

健康効果が高いと言われている春野菜200%活用術とは ?

春キャベツと新玉ねぎは調理法によって健康効果が大きく変わってしまうのです

効果的な栄養素の取り入れ方を覚えておきたいですね

健康カプセル! ゲンキの時間より

食品医学研究所 平柳要医学博士のお話です
 




 
 

春キャベツパワー

 

春キャベツには、ビタミンCが豊富で胃腸保護、美肌効果、抗がん作用などがあげられます

 

美肌作用

キャベツのビタミンC量

葉1枚で36~50mg 成人1日の推奨量が100mg

葉2枚程度で1日の摂取量が摂れるのです

しかしキャベツは水にさらすとビタミンCが20%も失われてしまいます

切った後は水にさらないでおきましょう

 

春キャベツは普通のキャベツに比べてビタミンCが1.3倍

βーカロテンが3倍も含まれています

 

ビタミンCは強い抗酸化力があり肌や身体の老化の原因である活性酸素を除去する働きや

シミの原因であるメラニンの生成を抑制してくれたら健康な肌に戻してくれたりします

 

βーカロテンは肌や粘膜の健康維持や新陳代謝を促進する効果があるのです

 

胃腸保護

胃もたれしやすい方にもおススメ

キャベツには特有のS-メチル・メチオニンという成分が多く含まれています

S-メチル・メチオニンは肝機能回復、胃腸粘膜保護・胃酸分泌抑制などの効果があり

天然の胃腸薬との呼び名もあるそうです

キャベジンって薬がありますよね^^

 

がん予防

キャベツは切って細胞がつぶれることでイソチオシアネートという成分が生まれます

その成分の効果は抗がん作用です

イソチオシアネートを多くとっている人と少ない人を比較してみると

がん発症リスクが約40%抑えられたという報告があるそうです

 

賢く栄養を摂る調理法

 

春キャベツの外側の葉捨てるというもったいない事していませんか ?

外葉にはビタミンCが約50mgと内葉の約36~37mgより多く含まれているのです

めくった外葉は半分に切って固い所と柔らかい所に分けて食べ方を変えます

上側の柔らかい部分はサラダなどの生食用にして

固い外葉は漬物、あえ物、スープなど加熱調理と使い分けます

 

キャベツは切る事がポイント キャベツは細かく刻むべし!

そしてよく噛んで食べましょう^^

 

・キャベツの外葉で塩昆布和え 4人前

上の柔らかい葉を太めに千切りにします

外葉8枚 塩昆布30グラムをビニール袋に入れてシェイクします

そしてそのまま30分ほど置いておくだけです

 

・キャベコロ(ジャガイモなしコロッケ) 4人前

キャベツ1/2個

外葉の下の部分を千切りにしてオリーブオイルで軽く炒めます

粗熱が取れたら

豚ひき肉100g 小麦粉適量 牛乳大さじ1杯 溶き卵1個

カレー粉小さじ1 塩コショウ を加えてよく混ぜ合わせます

パン粉をつけて揚げます

 

美味しいキャベツを見分けるポイントは ?

美味しいキャベツは「葉の色が紫色」で

キャベツは栄養が十分な量に達すると葉ほ紫色にし光合成を抑えようとします

紫色の葉は栄養が蓄えられている証拠なんだそうです
 
 




 
 

新玉ねぎパワー

 

新玉ねぎ 血圧低下 動脈硬化予防 認知症予防などに期待が出来ます

 

新玉ねぎは加熱しすぎると動脈硬化や認知症予防効果がなくなってしまうので

低温調理する事が大切なんだそうです

 

普通の玉ねぎ 皮を食べない

新玉ねぎ 皮ごと食べられる(綺麗に洗って下さいね)

ケルセチン 

血流を改善して血圧低下させて血管を柔らかくすることで 血管を若く保つ事が出来ると言われています

皮まで食べられる新玉ねぎはこのケルセチンを効率よく摂取できるのです

 

抗菌、抗ウイルス作用

玉ねぎを刻むと細胞が壊れてイソアリシン(においの素)という成分が発生します

抗菌・抗ウイルス作用があり繊維を断つ方向にスライスしたり、刻むほど栄養が増します

 

風邪・インフルエンザ予防におススメ料理

 

・新玉ねぎ皮も丸ごとスライスサラダ

新玉ねぎ1個 かつお節2g 醤油大さじ2

皮ごと繊維を断つようにスライスした新玉ねぎと調味料を

さっと和えるだけ

 

・温めると万病に効果!?魔法の万能ダレ 4人分

新玉ねぎ1個 醤油大さじ3 ごま油大さじ1 顆粒だし小さじ1

新玉ねぎをみじん切りにし調味料を入れてかき混ぜるだけ

それを熱々のご飯にかけて食べます

 

ご飯と万能ダレで驚きの健康効果が! !

みじん切り玉ねぎから生まれるイソアリシンに60度程度の低温加熱を加えると

酵素反応で万能成分のスルフィド類に変化するのです

スルフィド類は

動脈硬化予防 血糖値抑制 がん予防 高血圧予防

抗肥満作用 肝臓保護 アルツハイマー型認知症予防に効果が期待できます

 

温めすぎには要注意です効果が無くなってしまいます

 

栄養丸ごと料理

・丸ごとトロトロバター 1~4人分

新玉ねぎ1個 バター8g 醤油小さじ2

切り込みを入れた新玉ねぎにバターと醤油を乗せて

ラップをかけて600Wなら2分レンチンします

温めすぎに注意!

 

旬の野菜はなぜ身体に良いのか ?

旬の野菜には栄養素がたっぷりと含まれているのです

その分身体への作用が大きくなるのですね

ほうれん草のビタミンCの量は夏採れ20mgにくらべて

紫外線などによってのストレスが少ない冬採れは60mgと多いのです

健康効果を得るにはそれぞれの旬の時期に食べたほうが良いのです

 

栄養成分を壊さないように旬の野菜を摂らないといけませんね

キャベツは細かく刻んでよく噛んで食べて、新玉ねぎは加熱しすぎないようにしないと!

これでがん予防は完璧ですね^^;