そこまで言って委員会NPより
東日本大震災後の不思議な霊体験をまとめた
ノンフィクション作家 奥野修司さんのお話です
偶然にも 記事書いてアップしたら アドレスが 3111になっていてびっくりしました^^
1が一つ多いですけど 2011年の1かもしれないですね^^;
震災では1万5895人の命が失われて7年たった今も
行方不明の方が2539人もいらっしゃるのですね
ご遺族としたら心から
「魂でもいいから、そばにいて」って思いはあるでしょう
宮城県の医師から震災後被災地では霊体験が沢山あると聞かされ
これを調べるべきだと言われたのです
ノンフィクションとは近代科学と同じで
再現性のないものはテーマとして馴染まない
しかし恩義のある医師からの勧めだったので
断れずに取材することにしたのです
「魂でもいいから、そばにいて」
2013年夏ごろから
津波で亡くなった大切な人の霊と出あったという話が入ってきた
その人達は 幽霊を喜ぶ人達で怖がっていない
大切な人が突然亡くなった場合遺族は
その人との物語を紡ぎ直そうとする
霊体験もそれと同じではないのか
霊の存在は証明することができない
しかし体験は事実なので記録として残すことはできる
被災地を3年半歩いてまとめあげたノンフィクション
去年の2月に新潮社より出された
3.11後の霊体験を聞く
「魂でもいいから、そばにいて」 という本です
奥さんと幼い娘さんを亡くした方の体験
1000人ほどの人が津波で亡くなった場所
愛する妻と幼い娘を津波で亡くした方は
大きな骨壺と小さな骨壺を自宅に安置しています
冷たいお墓には入れたくないと・・・
納骨しないと成仏しないと言われますが
成仏しなくてもいい いつでも出てきてほしい・・
3月24日に二人の遺体は見つかったそうですが
火葬は4日後に山形で行われることになりました
不思議な出来事があったのはその日の夜でした
火葬の後友人の家に泊まっていて夜中に目が覚めると
目の前に奥さんと娘さんがいて手を振ってたのです
それで おいで おいで と手を伸ばしたら目が覚めたそうです
二人の思い出の品はみんな流されてしまい
生きた証が何もないと悲しんでいたら
2キロ近く離れたがれきの中から
娘さんが大切にしていたぬいぐるみやおもちゃが
置いてあるようにして見つかったのです
やはり魂の存在を信じるしかない出来事です
月命日の4月11日
夢の中に奥さんが表れて はっきりと 一言
「戻りたい」 と・・・
震災から5年がたって
これからどうして生きていいのか悩んでいた時
ゆめに現れた奥さんは
「今は何もしてあげられないよ でも 信頼している」
「急がないから待っている」 といったそうです
そして二人で約束だよ と指切りをしたそうです・・・
いつか再会できる それが生きる希望となっているそうです
幼い息子さんを亡くした方の体験
震災から2年後の春 残された家族で食事をしていた時
息子さんの祭壇に顔を向けてこっちで一緒に食べようねと言って
いただきますと言ったとたん
息子さんが大好きだったアンパンマンの車がいきなり点滅して
ブーーンと音を立てて動き出したそうです
冷たい泥の中にいたかと思うと苦しくてつらい思いしていたけれど
その光景を見て息子さんに見られていると思われたそうです
そして そう簡単に死ねないと気づいたそうです
お祖母ちゃん
足が不自由だったお祖母ちゃんを助けられなかったことを
気に病んでいたお孫さん
そんなお孫さんの部屋にお祖母ちゃんが表れて
「ほんとうは 怖かったんだ でもおばあちゃんは大丈夫だからね
心配しなくていいよ みんなの事よろしくな」
と告げたそうです
お兄さん
津波で亡くなったお兄さんの死亡届を書いていると
突然携帯に亡くなったお兄さんからのメールが届いた
「ありがとう」 と・・・
絶望の淵から心を救ってくれたかけがえのない体験
著者奥野氏
彼らは語る事によって死者と共に
生きようとしているのだと思ったそうです
僕たちに出来る事は彼らに寄り添って
悲しみを静かに聞いてあげる事だけです
本を出したのはその事を伝えたかったからだそうです
そして彼らの体験を非科学的と否定せず
普通に受け止める社会になって欲しいそうです
そして形のない物も見つめて欲しいそうです
霊体験はしたことないけど
突然身近な人が亡くなってしまったら
ほんと霊でも会いたいですよね
そして亡くなった人からメッセージ貰えたら嬉しいと思う
後でそっちに行くから待っててねってその日まで頑張れると思います