切らずに治す保険適用有りのがん治療は7種

放射線治療・局所療法・がん光免疫療法があります

切らずにがんを死滅させるという治療法は

この20年で飛躍的な進歩を遂げているようです

高齢になってくると手術すると身体への負担が大きくなるから

身体に優しい治療を選んだほうがいいのかもしれませんね




日本ではがんは切除するもの、という意識が強いのだそうです

世界では、初期のがんについては放射線治療に変えていってるのだとか


体にメスを入れない治療法

放射線治療

サイバーナイフ転移性脳腫瘍
脊髄、肺、肝臓
すい臓など
ピンポイントで放射線をがんに照射
頭部のみ固定器具使用
呼吸により移動するかんも追尾照射
1回30分程度
がんの大きさによっては1回で終了
する事もある
IMRT食道、肺、乳
子宮
直腸、脳腫瘍など
強度変調放射線治療
360度方向から放射線の当たる線量を
細かく調整し、正常組織への照射を
極力抑えながらピンポイント照射が
出来る
治療は15~30分程度、期間は6~8週間
ガンマナイフ転移性脳腫瘍
脳腫瘍
半円状に配列された約200個の
コバルト線源から出る細いビームを
一点に集中させて、高い線量を
脳内のがんにミリ単位で照射する
開頭手術と同程度の効果がある

動静脈奇形や三叉神経痛などにも
保険適用される
ZAP-X転移性脳腫瘍
脳腫瘍
1020ヶ所から立体的に放射線を照射
頭部をピンで固定するガンマナイフ
と異なり、身体の位置のずれを
リアルタイムで計測・補正
正常組織にダメージが少ない

治療は2時間ほど
脳腫瘍の場合は3~5回が目安
パーキンソン病の治療での
応用も期待されている
陽子線治療小児、前立腺
肝細胞、肝内胆管
進行すい臓
術後再発大腸(切除不可能)
がんの病巣まで進んでから
エネルギーを放出し、そこで止まる
性質のある陽子線を照射
通常の放射線治療では効果の
得られにくいがんの根治が目的

治療は1回15~30分
進行度や部位によって4~40回ほど
施設は全国に18ヶ所ある

歌手の太田裕美さんが、今年の4月脳腫瘍の治療で

ZAP-Xを使われ救われたそうです

今年いっぱい治療に専念されるのだとか

ZAP-Xは、頭部、頭頚部に特化した

ピンポイントでがんに放射線を照射する「定位放射線治療」

の進化した装置なんだそうです


陽子線治療は、たまにテレビCMで流れていますね😊




局所療法

ラジオ波焼灼療法肺、肝臓
小径腎、乳(早期)
悪性骨腫瘍など
がんの病巣に細い針状の電極を
差し込んでラジオ波帯の電流を
流し、焼いて死滅させる
手術より患者の負担が少ない

早期乳がんの治療は主に手術
だったが
2023年12月より保険適用になり
治療選択しに加わった
焼灼時間は10~30分程度


消化器内科で高齢の方が肝臓がんで

この治療されたとお話してくれました

お一人で電車で通院されているようで、とってもお元気でした😊


がん光免疫療法

アルミノックス治療頭頚部
(切除不能・再発)
がん細胞に現れる抗原に
くっつく抗体と光感受性物質を
組み合わせた薬剤を投与
近赤外線を照射して
がんを死滅させる
国内の臨床試験では3例中2例で
がんの縮小が確認された
食道・胃がんの治験も開始されている
1回の治療は数時間
入院は1週間程度



自分に合った体への負担の少ない治療法で

がんをやっつけられたら幸いな事ですよね!


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