標準体重でも油断大敵!
肝臓トラブルの意外な落とし穴とは ?
健康カプセル! ゲンキの時間より
肝硬変手前の患者が増加
肝疾患の原因
新型コロナウイルスの流行で
食生活の乱れ、運動不足などがあげられます
横浜市立大学付属病院 国際臨床肝疾患センター
米田正人準教授のお話です
コロナ過になってから非アルコール脂肪肝が増えてきているそうです
動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを増加させる事から
全ての生活習慣病の入り口と言われています
脂肪肝
脂肪肝とは、肝臓に過剰な脂肪がたまっている状態
日本人の約2000万人が患っていると言われています
フィブロスキャンで脂肪量や肝臓の硬さを調べることが出来ます
自覚症状が全くない
なので放置していると肝硬変に進行してしまいます
最悪の場合、命を落とす可能性も有るのだとか・・・
痩せているのに脂肪肝
アルコールもあまり飲まないのに脂肪肝
γ-GTPの数値だけを見ていると大変な事に・・・
γ-GTPとは胆道から分泌され、肝臓の解毒作用に関わっている酵素
基準値は50以下(女性は30以下)
10年と言う単位で見ると、4分の1くらいの人は
脂肪肝から肝硬変にまでなってしまう可能性があるそうです
肝硬変まで進展すると、元の肝臓に戻すのは難しい事も
肝臓は脂肪がつきやすい反面
適切な治療をすると脂肪が燃焼しやすい
脂肪肝と言われたら、食事療法・運動療法を取り入れて
健康な身体を取り戻す努力が必要
肝臓が持つ機能
肝臓は人体の中で最も大きな臓器で
肝臓には常に沢山の血液が流れ込んでいて
その量は毎分1.5ℓにもなるのだとか
アルコールや薬など、身体に有害な物質を分解し、無毒化する
体内でできたアンモニアなどの有害物質を無害化する働きも担う
食事で摂った糖質やたんぱく質、脂質などの栄養素は
肝臓で体内で使用しやすい物質に変換し、全身の器官や臓器に送る
脂質を消化・吸収する際に必要な胆汁を1日約1ℓ分泌します
胆汁は胆のうに蓄えられた後、胆管を通って十二指腸に送る
私は抗がん剤治療で、γ-GTP(基準は30(女性)以下)の数値が、1000超えました😲恐るべし抗がん剤、肝臓に多大なる負担をかけてしまいました。まさに毒と言われる訳ですね😓ウルソのおかげで今は基準値になっています😊脂肪肝と言われたことはないのが救いかも。がんのおかげ ? で一病息災なのかもしれません😓暫く治療(服薬)せずに放置していて、お医者さんに叱られました💦肝硬変になって、肝がんになって死ぬよって😓
他にも重要な機能がたくさん存在します
その数は500種類以上もあるのです😲
なので人体の化学工場とも呼ばれています
脂肪肝が悪化して肝硬変を患った64歳の女性のお話。20年前に超音波検査で重い脂肪肝が発覚。食生活を見直しても改善されず、肝硬変を発症。太っていてもなんの痛みもなく、なんの症状も無かった。4年後、肝硬変が原因で、脳梗塞を起こしてしまいました。
肝硬変とは、肝細胞が炎症して、線維化を起こして肝臓が硬くなっている状態の事
肝臓の表面がボコボコになり、肝機能が半減して
10年生存率は約50%の恐ろしい病です
肝臓の脂肪が、血管を通って全身に回り、動脈硬化を起こしていて
その状態が長く続いていたので、脳梗塞に至ったと考えられます
脂肪肝の意外な原因とは ?
・コロナ過での運動不足で脂肪が肝臓に蓄積
脂肪肝に良い運動は2つ
1 筋肉を有効に使う「有酸素運動」
ジョギングやウォーキングなど
脂肪をエネルギーとして使用するために
身体全体の脂肪が燃焼しやすい
2 少ない筋肉を増やす「筋肉トレーニング」
スクワットなど
筋肉量を増やすことで基礎代謝があがり
脂肪の燃焼を助けます
筋肉量の多い男性は、有酸素運動
筋肉量の少ない女性は 筋肉トレーニング
を行うのが効果的だそうです
・コロナ過でテレワークが増えて
好きな時に食事ができる環境が続いた食生活によって
脂肪が蓄積し、肝臓も少し硬くなってきている
・フルーツの食べ過ぎ
フルーツに含まれる果糖は、ほとんどが肝臓でのみ代謝されます
そのために肝臓に脂肪が溜まりやすくなり、脂肪肝を招きます
1日のフルーツ摂取量は200gまでが適量
みかんなら2個、りんごなら1個程度にしましょう
2020年、脂肪肝が原因の新たな疾患で提唱されました
MAFLD マッフルド
マッフルドとは
肝臓に脂肪が溜まっているだけでなく
糖尿病、肥満、代謝疾患を合わせ持った脂肪肝の事です
肝硬変に進むリスクをさらに上げたり
脳梗塞、心筋梗塞のリスクも全て上昇すると考えられる
GTPが正常だから肝臓は大丈夫という訳ではなく
採血データが標準でも隠れ脂肪肝は存在するようです
新潟県に学ぶ肝臓をいたわる方法とは ?
日本酒の消費量は全国1位の新潟県ですが
肝疾患の死亡者数は都道府県別では
男性 46位 女性 45位
と少ないのです
肝臓を元気にする3つの最強食材が根付いていると判明
1 豚肉を多く食べる
新潟県は日本有数のブランド豚の生産地
豚肉にのみ含まれる栄養素ポークペプチド(たんぱく質の一種)が
肝臓を活発化させ、脂肪を燃焼させるだけではなく
アルコールの分解を早める力を持っています
豚肉を食べる事が肝疾患の予防になっているのですね
2 えだまめ
新潟県は消費量1位 生産量7位
枝豆は、肝臓の脂肪の蓄積を防ぐ働きがあり
肝疾患の予防に重要な栄養素である
脂肪を分解するコリンや余分な脂肪を燃やすレシチン
などが含まれていて、肝機能を保護しているようです
アルコールの分解を促す成分も含まれていて
肝臓にとても良い食材なのです
3 米
麺類と違って粒のまま摂取するために
ゆっくり消化・吸収されていくので
お腹が空きにくく腹持ちが良い事から
間食が少なくなると言われています
ゆっくり消化されるので肝臓への負担が少なく
脂肪肝の予防に繋がるだけでなく
お米に合う和食は、肝臓に必要な栄養素を多く含んでいるため
肝疾患のリスクを下げることになるのですね
焼き魚やみそ汁には、良質なたんぱく質・ビタミン
ミネラル・食物繊維が豊富
肝臓を元気にするために効果的なのです
肝臓の為にバランスの良い食事を心がけましょう😊
アルコールもほどほどに!