集中治療を譲る意志カード(譲るカード)とは

高齢者が新型コロナウイルス感染症で人工呼吸器や人工肺(エクモ)などの高度医療を受けようとした時

機器が不足した場合に「私は若い人に高度医療を譲ります」という意思表示のカードだそうです

命の選択を迫られているという話は見聞きしたことはありますが

外国での話だけかと思っていたのですが大阪大教授が提言して高齢者向けに作成されたそうです

 

 

譲るカード

新型コロナで重症化した老人が病院に運ばれましたが

集中治療室は残り1室

その時同じ症状の若者が運ばれてきました

困惑する病院スタッフに息も絶え絶えの老人が1枚のカードを取り出します

そこには

「私は若者に集中治療を譲ります」と書かれています

カードを見たスタッフは老人を放置して若者を運んでいきました・・・

 

あなたはこの老人になれますか ?




 

提言者

 

大阪大学人間科学研究科未来共創センター招聘教授

循環器科医師 石蔵文信氏 高齢者の生き方を研究するスペシャリスト

夫の言動への不平不満がストレスとなり妻の身体に異変が生じる状態を

「夫源病」と命名した先生

2001年に全国に先駆けて「男性更年期外来」大阪市内で開設

 

ICUやエクモが足りない日本で新型コロナで重症者がさらに

増えると現場の医療従事者は、治療の優先順位の判断「命の選択」を迫られるかもしれません

激務の医療従事者に重い精神的負担を強いるのは酷であるとう思いで

作成されたそうです

 

譲るカードに法的拘束力はないけれど

意思表示を明確にすることで医療現場の負担を軽減する狙いがあるそうです

 

自分ではまだ大丈夫と思っていても

60歳を過ぎたら免疫力が低下していつ死んでもおかしくはありません

その事を踏まえて限りある医療資源を働き盛りの若者に譲るという選択肢を

考えべきではないでしょうかと仰られています

 

全国で新型コロナウイルスに感染し重症化あるいは死亡した人のうち

年齢が把握できた688人の内訳

死者数 80代以上228人

60代が全体の93.5%

若年層では死亡者ほとんどおらず30代で2人 20代に至っては0人(5月7日時点)

5月13日力士28歳が死亡しましたが糖尿病を患っていたため重症化、死亡されたのですね

 

オランダでは新型コロナにおける救命対象基準を80歳から70歳に引き下げて

余命1年未満、重篤な心疾患がある、慢性的に体が弱い

などの患者はICUに運ばないという基準を作ったそうです

 

日本もこういった状況になってしまうのでしょうか ?

外国とは違うような気もしますが

第2波や第3波では今より多くの感染者がでるかもしれません

 

私は何かあった時は延命治療は望まないので署名してもいいかなって思います^^;

 

人によっては見ず知らずの他人に譲れないと思う方もいるかもしれませんね

 

ステイホームの努力の結果で少しずつ新型コロナの感染者も少なくなってきていますから

譲るカードの出番は来ないかもしれませんよね ?

こない事に期待したいです^^