梅雨の時期に多いというイメージですが
以外にも秋に食中毒の発生は多いのです
行楽シーズン到来 運動会の季節でもあります
お弁当作る事も多くなるので気をつけたいですね
おはよう朝日からの情報です
食中毒月別発生状況(2017年度厚生労働省調べ)では
9月が一番多いのです
秋に食中毒が増える原因
淀川キリスト教病院 谷均史先生のお話です
食中毒の本番は9月に入ってからなのです
夏バテのダメージから免疫力が低下して体が弱っている秋口に症状が出るのです
屋外で食事をする機会が増えて
涼しくなったからと食品衛生に油断が生じるのです
食中毒はウイルスや菌と免疫力の戦いなのです
同じものを食べても免疫力が弱っていると発症してしまうのです
冬にはノロウイルスなどウイルス性の腸炎ですが
夏から秋にかけては細菌性と違ってきます
・病原性大腸菌 O-157 生肉や野菜などに付着
・サルモネラ菌 卵や鶏肉などに生息 犬や猫のペットにも注意
病気が治っても腸の中に菌が残っている保菌率が高いので
病後に料理を作る時は石鹸での手洗い怠ってはいけません
・腸炎ビブリオ 海に生息するので魚に付着
・カンピロバクター 鶏肉 一番怖い食中毒菌!
食中毒の基本的な症状は4つ
腹痛 下痢 発熱 嘔吐
注意すべきは血便、高熱が続く 下痢の回数が減らない
そんな時は必ず病院へ
直ぐに下痢止めを飲まない
食中毒の場合下痢を止めてしまうと菌が外に出ず体内に留まってしまいます
食中毒防止の三原則
食品衛生の専門家 久保田徹先生のお話です
1 食中毒菌を付けない
2 食中毒菌を増やさない
3 食中毒菌をやっつける
私達は
1 知識を付ける
2 知識を増やす
3 知識を活かす
事が必要なんですね^^
食材別注意点
・牛肉の注意点
O-157 は牛の腸の中にしかいませんが
解体の時に飛び散って肉に付着してしまうのです
ステーキなど表面さえしっかりと焼けば中はある程度のレアでも大丈夫のようです
ハンバークはこねてあるので中まで菌が入り込んでいる可能性があるので
中までしっかりと火を通さないといけません
75℃以上1分加熱することで菌は死滅します
冷凍食品などは表示に従ってしっかり中まで熱が通るようにしましょう
焼肉する時は「生肉」と「焼いた肉」を挟むトングは別々にしましょう
せっかく焼いて表面の菌が死滅しても また生肉に付着していた菌が付いてしまいます^^;
肉を切った後のまな板をよく洗わずに次に野菜を切ってしまうと
肉の菌が野菜に付着してしまいます
肉用と野菜用2つ用意するか
1つしかない場合は野菜を先に切る様にしましょう
肉に使用した調理器具は熱湯を回しかける等して熱湯消毒してから
食器用の洗剤で洗います
食中毒のリスクは「体が小さい順」
鶏 ⇒ 豚 ⇒ 牛と
鶏が一番食中毒のリスクが高いのです
鶏肉には嘔吐、下痢、発熱を引き起こす
カンピロバクターが50%以上存在しているそうです
卵にはサルモネラ菌が多いと聞きますね
なので冷蔵庫に入れる時はパックのままが良いのです
鶏肉は早い目にしっかり加熱して食べるようにしましょう
♦たたきなど生で食べるとギランバレー症候群を発症してしまう事もあるのです
ギランバレー症候群とは、脳や脊髄から体の各所に電線のようにめぐっている神経(末梢神経)が原因で、
急に発症し、数日で次第に手足が動かなくなる病気です。
へぇ~~~体が小さい順なんて初耳でした^^;
生肉を触った後は石鹸を泡立ててしっかり手をあらいましょう
生肉を触った手で冷蔵庫など触ってしまうとそこから菌が繁殖してしまうのです・・・
・魚の注意点
腸炎ビブリオ菌
加熱するか
魚の内臓を取って開いた状態でしっかり流水で洗えば
真水に弱いので菌はほぼ死滅します
アニサキス
非常に小さな寄生虫で見つけにくいのです
食べてしまい胃に入ると胃の内壁を食い荒らすので激痛が起こります
冷凍なら-20℃で24時間
加熱なら70℃で瞬時に死ぬそうです
冷凍・加熱が予防方法となります
・野菜の注意点
肉より野菜の方が危ない! えっそうなの ビックリですね^^;
牛の腸管内にいるO-157が死滅せず含んだ牛糞を堆肥にして野菜を育てるなど
土付きの有機栽培の野菜は家の外かお風呂場で洗ってから台所に持ち込むようにしましょう
きゅうりのイボイボは栄養が噴出した所で菌が付きやすいのです
スポンジでよく洗ってから保存すれば菌の繁殖が抑えられて長持ちするそうです
もやし 菌が多くなる食材なので必ずしっかり火を通すようにしましょう
いろんな所に気を配って食中毒を回避しましょうね^^
下痢やら嘔吐はしんどいものですから
“秋に多く発生する「食中毒」の知識と対策” への1件の返信
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