哲学者の思想や名言を要約した「お考え」であらゆるお悩みを解決するという番組
今回のお悩みは「老いていく自分がいやになる」です
世界の哲学者に人生相談 世にも贅沢な人生相談室 Eテレ
哲学とは
人生・世界、事物の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問。また、経験からつくりあげた人生観。
老いることが怖い・・・
44歳 女性の悩み
老いる事が嫌でたまりません
若いころは女性として見られていました
今は中年女として見られ恋やときめきがなくなりました
体力もなくなり 顔も老け 鏡を見るのが恐ろしいです
どうしたら老いが怖くなくなりますか ?
カール・グスタフ・ユング(1875~1961年)
思想家 精神科医 心理学者
自称「魂の医者」
年齢が人の心に影響を及ぼすことに気がつきました
例えばこんな患者
真面目で信心深い男性45歳
ある日突然妻に「俺はもともと悪い奴なんだ」と
その日を境に真面目だった男性がガラリと変わったのです
酒や歓楽、浪費などに人生を費やすようになり財産を使い果たしてしまったのです
ユングは突然豹変する人が40歳前後に多い事に気づきました
年齢によって心がどう変化していくのか解き明かそうとしたユング
人生を1日の太陽の動きになぞらえました
午前
少年から青年そして成熟した大人になる期間
体が成長して仲間や財産も増えて地位も向上していきます
午後
中年から老人 社会的なピークを過ぎて気力や体力も下り坂になっていく時期です
ユングが大切と感じたのは午前と午後の境目の正午(40歳前後)
老いへと向かうこの時期を危機の時期と捉えたのです
なぜ危機に陥るのか ?
午前の法則を人生の午後に引きずり込む人は
心の損害という代価を支払わなければならない
前半の若いころの生き方をそのままピークを過ぎているのに無理やり
後半の人生にも適用すると無理が生じてくるのではないかという事ですね
午前から午後に移行するとは
以前の価値の「値踏みの仕直し」である
値踏みの仕直しとは 値段を付け直す・価値を付け直す事
午前の目的 仕事をして地位を得て、子育てをしてという事
午後の目的 自分の内面を見つめる
ユングさんの考えは解るようでちょっと難しいですね^^;
女性の悩みは誰でも歳は取るものだし仕方ないんじゃないのって思いますね
年配には若い子にはない内面の魅力だってあると思うし
今まで生きていて様々な経験の中で生まれた知恵とかもあるだろうし
そういうのが自分の価値になるのかなそれに気づかないといけないんでしょうね
40前後が人生のピークなのね ほんとそうかもしれないわ
今や下り坂それも60歳になって急な坂になってきたかもしれないわ(笑)
50歳過ぎた頃から今のままではダメなような気がして
55歳くらいから生活を変えてはいきましたね
見直すの遅かったな^^;
遅かったけど 見直して変えて行って少しは心の負担が少なくなったかなって思います^^