哲学者の思想や名言を要約した「お考え」であらゆるお悩みを解決するという番組
今回のお悩みは「憎しみを抑えたい」です
世界の哲学者に人生相談 世にも贅沢な人生相談室 Eテレ
哲学とは
人生・世界、事物の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問。また、経験からつくりあげた人生観。
人を憎んでしまう
悩み
55歳の女性
母が亡くなって母の再婚相手が彼女を作りました
心が狭いのかと思いますが どうしても彼の事が許せない
忘れてしまいたいけど 憎しみすら感じてしまう
人を憎んでしまう感情をどうすればよいのでしょうか ?
デカルト(1596~1650) 感情について哲学をしたフランス人 感情を徹底的に分析する感情の解剖学者だそうです^^
理性こそが人間にとって大切な事と考えていました
しかし46歳の時人生を大きく変える女性と出会います
悲劇の王女エリザベト(23歳) 戦争に巻き込まれてヨーロッパ中を転々としていました
エリザベトは手紙で6年間に渡り日々の悩みをデカルトに打ち明けました
あなたは私の精神にとって最良のお医者様です
人間の精神はいかにして人間の体を突き動かすのでしょうか?
王女とのやりとりでデカルトはある事に気が付きます
「感情」こそが人間にとって大切だと
怒り 悲しみ 驚き 執着 欲望 喜び
感情によって人間の表情がどう変化するのかを調べ 感情を生涯に渡って研究したのです
愛と憎しみこそが人間にとってもっとも根本的な感情であるという結論に達したのです
「憎しみ」と「愛」は表裏でありもともと「同じもの」である デカルト
デカルトいわく
「自分の想像に騙されず憎しみの反対の理由も考えよ」
なんであの人はあんなことするんだろうか ?
違った視点で考えてみようということなのですね
相手を思う(愛情 )良い方に考えれば
再婚相手も母をなくして寂しいだろうからまだ先の長い人生だからと許してあげる
この相談の場合ならそんな風に考えを変える事も出来るかもしれませんね
憎まれない様に生きるには
相手の事を少しは考えて理解する必要があると思います
私が憎んでいる人はまったくそんな事はしません
自分が思った事がすべてだと信じているから考えを変えないんだろうね
「憎しみを抑えたい」という悩みどんな風に解決できるか楽しみに番組見ましたけど
私の憎しみはデカルトの哲学では解決は無理そうです
ちょっと期待外れで残念でした^^;