突然死の原因にもなる心不全の予防法を専門医が教えてくれます
心不全の正しい知識のまとめです
おはよう朝日ですからの情報です
日本人の死亡原因第1位 がん(2016年死亡数 372,986人)
日本人の死亡原因第2位 心疾患 心臓の病気なのですね
(2016年死亡数 心臓病198,006人 内心不全73,548人)
がんはすべての臓器のがんの数ですそれに比べたら心臓の死亡数は多いですね
よく聞きますよね突然亡くなった人の死因が心不全だという事を
心不全で亡くなった有名人 大杉漣さん 野村沙知代さん 前田健さん 地井武男さん
心不全とは
関西医科大学 健康科学科 木村穣(ゆたか)教授のお話です
心臓は収縮して全身に血液を送り込むのポンプの役割をしています
心臓のポンプ機能が低下して血液を十分に送り出せなくなった状態が心不全
心不全は病名ではなくて心臓が弱った状態でいくつかの原因となる病気があって心臓が機能しなくなる心不全となってしまうのですね
どんな病気が心不全を起こすのか ?
・ 血管の病気
心臓が動くには酸素や栄養が必要です 心臓に血液を送る冠状動脈が細くなったり詰まったりするとポンプ機能が低下するのです
代表的な病気が心筋梗塞や狭心症です
狭心症 動脈硬化によって血管が狭くなり一時的に酸素不足によって胸痛が起きる
心筋梗塞 動脈硬化によって血管が完全に詰まり酸素が行き届かず心臓の細胞の一部が壊死してしまう
・ 心拍リズムの病気
心臓は規則正しいリズムを持っていますがそのリズムが乱れてくると心臓から血液が送り出せなくなる不整脈
・ 筋肉の病気
心筋症 心臓の筋肉が弱ってきて筋肉が縮まなくなって血液を送り出せなくなって心臓自体も大きくなってしまいます
・ 心臓の弁の病気
弁膜症 心臓には血液が逆流しないように弁がついていますがその弁がうまく働かない
ポンプ機能が低下した心臓はそれでも懸命に働こうとするのである程度までは症状は出ないそうですが症状が現れる引き金になるものがあります
心不全の引き金
風邪をひいてしまう
ダイエットなどで栄養不足から貧血になる
高血圧の薬などの中断
ストレス
動脈硬化が進むと狭心症や心筋梗塞などがボディブロー(じわじわと良くない状況になることについていう すぐにノックダウンになることは少ないが少しずつ相手の体力を奪っていく攻撃のこと) のように出で来るそうです
症状がでない人もいるから自分は元気だと頑張ってしまうから突然のノックアウト状態になってしまうそうです・・・・
少しでも兆候があればその症状を見逃さない事
心不全の症状
前胸痛 火箸を突っ込まれたような痛みと表現されることもあるようです
関連痛(神経の勘違いで起こる) 背中・腹部・肩・あごの痛み 主に上半身の左側に起こる事が多いようです
初期症状としてひや汗も見られることもあります
意外な症状として呼吸困難
心臓が弱ると肺にも影響します
全身の血液の流れは一方通行で心臓の次は肺に流れます
肺に行く血液が停滞すると酸素を上手く取り込めなくなりますそれで呼吸困難になるのです
夜間の息切れ
横になっていると肺がうっ血しやすいので呼吸困難になってしまうようです
起き上がると楽になる これは心不全の初期症状のようです
様々な心不全の検査
血液検査(BMP検査) 特殊なホルモンをみる
心電図 拍動の状態・不整脈などをみる
超音波(エコー) 血流や動脈硬化をみる
頸動脈エコー検査
超音波で首の頸動脈の状態をみます 血液が流れる早さもわかります
心不全の予防には動脈硬化を起こさない事
食生活が大切
塩分制限 塩分が多いと水分を身体に溜め込んでしまい心臓に負担を与えます
動悸や息切れをよく起こす人は水分は控えめにした方が良いそうです
負担の少ない適度の運動を行う
禁煙 節酒 肥満解消 ストレス軽減
心不全と診断されたら
過労に注意 風邪に注意 塩分や水分を摂りすぎない
薬をしっかり続ける 体重増加をチェック
犬と心臓の話
昔いた子ですが超ハイパー娘でボール遊びが大好きでした
そんな子が1歳くらいの時ふらついたんです それで獣医に診て貰ったら
心臓肥大と言われて激しい運動禁止になったんです それ以降ふらつきは無くなりました
いつの時か忘れましたが違う病院で診て貰ったら肥大していないというではありませんか
一度は出産と思っていたのにもう避妊手術も診断の後して貰ったのに・・・・
前の獣医の誤診なのか ?! 可哀相にずっとボール遊びも禁止だったのに・・・
結局10歳の時口の中に出来た悪性腫瘍で壮絶な最後となってしまいました
犬もがんがきっと死因のトップだと思います
心臓の話を聞くとこの子の事思い出してしまいます
甘えん坊のかわいい子ですが女王様気質で気に入らない犬はやっつけます(笑)
今年の9月で9回忌です