サラリーマン川柳で働き方平成30年史が見えてきます

激動 サラリーマン川柳 平成30年史
社会問題となっている働き方の変化が見えてきます
あさチャンからの情報です


 

川柳とは ?

 

五・七・五の十七音の短詩 風刺・こっけいが特色

俳句にみられる季語がありません

字余りなど規律に囚われない言葉遊びの要素があるようです

サラリーマン川柳は第一生命が昭和60年に社内広報として募集があって

その後一般公募も受け付けるようになったそうです

どの作品もユーモアたっぷりでいてあるある的で共感できて面白くて好きです^^

 

平成元年~「バブル」

 

世はバブル 遊びも仕事も 世界一

 

平成元年の流行語 24時間タタカエマスカ

がむしゃらに働いたサラリーマンを象徴していますね

当時の民間企業の冬のボーナスは平均64万4500円にものぼりました

 

ビジネスマン 24時間 寝てみたい  作・ボーナス

 

日本人の年間労働時間(労働者一人当たり)2070時間

アメリカ1849時間 カナダ1802時間 フランス1670時間 イギリス1780時間

他の先進国と比べても突出して働いていたんですね~

 

平成3年~「バブル崩壊・リストラ」

 

バブル消え 仕事も会社も 夢も消え

 

バブル崩壊 当然倒産する企業も相次ぎ

1993年にはリストラが流行語になりました

 

十二支が 「ねーリス トラ」 に 聞こえたり  作・業績不振

 

平成7年~「IT革命・効率化」

 

2000年代 ITについて行けずに あ~痛てぃ

 

Windows95の発売をきっかけにインターネットが大衆化

この大きな変化についていけない人が急増したようです

 

ドットコム どこが混むのと 聞く上司   作 ネット不安

 

平成20年~「リーマンショック」

 

2008年 正社員 夢ととうのく 派遣切り

 

アメリカの証券大手リーマンブラザーズの経営破たんを機に発生した世界的な金融危機

リーマンショック 日本では派遣労働者の解雇や雇止め 派遣切りが拡大したのです

職を失った人達を支援する年越し派遣村まで登場しました

 

夢を持て 夢を持ったが 夢だった   作・気楽天家

 

働きたくても働けないハローワークは大混雑だったようです

そんな状況は子供たちの夢にも及んだのですね

 

何になる ?  子供の答えは 正社員   作・氷河期

 


 

平成28年~「働き方改革」

 

労働時間のあり方が問われた時代

2016年 残業代 減り プレミアムCRYデー

 

安倍政権が今月上旬法案の提出目指す 働き方改革

時差通勤を促す時差Bizやプレミアムフライデーなど労働時間が変化し始めました

 

人減らし 定時で上がれ 結果出せ   作・まろちゃん

 

時代の流れと共に刻々と変わってきた働き方に翻弄されてきたサラ―リマン

その中でも30年間唯一変わらないものもありました

それは 家族への愛 なのです

 

1990年代

いい家内 10年経ったら おっ家内  作・自宅拒否

 

2000年代

妻の声 昔ときめき 今動悸      作・紙風船

 

そして今は

嫁からの 返事はいつも 既読だけ  作・孤高の親父

 

sakura
微笑ましい家庭の姿が見えてきますね(笑)

 

平成2年の作品

共稼ぎ 出世してねと 妻にいい  作・新人類

 

平成29年の作品

たたき上げ 育てた女子が いま上司  作・そらみみ

 

女性も活躍できる世になってきたんですね
sakura
新しい時代はどんな風になっていくんだろうな