介護福祉の専門家 大阪城南女子短期大学教授 前田崇博先生のお話です
介護保険制度が4月から変わります!
介護保険制度
社会全体の問題とみなして40歳以上の国民全員と国や市町村がお金を負担して介護にかかる費用を抑える制度として2000年にスタートしました
3年ごとに料金の見直しをして今回2018年は7回目の変更となります
高齢者の増加に伴い 要支援・要介護者も増加しているので見直しの必要があるようです
費用負担
負担割合が変わります
これまで最大2割負担だったものが 3割負担の人が今年8月から出てきます
例 訪問リハビリ20分間 3000円(要介護3~4の場合)
一割負担 300円
二割負担 600円 合計所得280万(単身)以上
三割負担 900円 合計所得340万(単身)以上 約12万人
春からは 訪問リハビリ20分間 3000円という値段も値上がりしていくようですので負担は大きくなるようです
値上がりするのは3施設
特別養護老人ホーム(要介護3以上) 終身利用できる生活施設 医師はいない
改正ポイント
医師と24時間オンコールなどの医療機能を強化して夜でも安心できるように
介護療養型医療施設(要介護1以上) 老人ホームっぽい病院 医師はいる
改正ポイント
3月で廃止だったのですがニーズがあるという事で6年間廃止延期となります
介護医療院に移行して病院ではベットの上で食事しますが食堂が出来るため毎食移動することでリハビリにも繋がります
介護老人保健施設(要介護1以上) リハビリ中心の上記2つの中間施設 医師はいる
改正ポイント
今までは1年や2年と長くいる事も多かったが
在宅へ復帰率が高くなることで施設自体が評価されるので
長期入所は困難 3~6か月が主流となりそうです
人により違いはありますがひと月数千円単位で値上がりがあるかもしれません
しかし値上がりするけれど 医療との連携や リハビリは充実していくようです
値下がりするものは ?
デイサービス(通所介護)や福祉機器のレンタルは下がるようです
デイサービス
改正前 2時間単位
改正後 1時間単位に 短い時間で帰れば割安になって自由度も増すかもしれません
福祉機器のレンタル
例えば車いすは地域などによって月額300円~3000円と開きがあったようですが
改正後は行政主導で上限を設定して適正価格になるようです
介護は今後どうなっていくのか ?
今回改定のキーワードは 「健康志向」
リハビリによって元気になった人を評価する
回復の見込みのある人は元気になって地域で暮らしましょう^^
人手不足解消のためなのかな~ ?
しかしリハビリができない人は介護難民となる可能性もあるんだとか・・・
施設から在宅へという流れのようですね ・・・ 老々介護も増えるだろうね
まだ現実的によくわからない世界だけど迫っていることは確かなのよね
その時にならないとわからない気がしますが^^;
少しでも新しい情報を知る事は大切ですね
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