吉野孝之先生はがんの治療を最も進化させた世界トップ4の一人に選出された方です

日本の患者さんに良いものを届けなきゃいけないと言う思いで

研究をされてる素晴らしい先生です

日本のチカラという番組で紹介されていました







国立がん研究センター東病院 (千葉 柏市)

副院長 吉野孝之先生


2022年、シカゴで行われた世界最大級のがんの学会

アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)で

吉野孝之先生はこの1年で、がんの治療を最も進化させた

世界トップ4の一人に選出されました


ステージ4の大腸がん患者の4割を占める

手術で切除できない種類のがんの研究が評価されました


ステージ4を含む「進行・再発期のがん」は

最初に使う薬が重要とされますが

この種類の大腸がん患者にどれが「最適な治療法か」

世界では答えが出せていないそうです



吉野医師の研究チーム

最も有効な抗がん剤を分析、823人の患者で治験

どの抗がん剤が、最も生存率を高めるかを

世界で初めて証明されました


1年の生存期間を1ヶ月延ばすことも難しいとされるなか

生存期間を従来の1.25倍に伸ばせる

1年→1年3ヶ月 2年→2年半に延ばせることがわかりました


この結果を受けて欧米のガイドラインが相次いで変更さたのです


吉野チームが導き出した治療法が

最初に患者が受けるべき治療に位置付けられたのです


国立がん研究センター東病院には、毎年国内外から

延べ30万人が訪れる中、最適な治療法を受ける患者さんがいます


70歳の男性、お腹の調子が悪い、明らかに腸閉塞がおきている

診断結果は、肝臓への転移もあるステージ4の大腸がんでした

医師から治らない可能性が高いと言われたそうです

可能性としたら3年以内に死ぬ確率が高いと・・・


吉野医師チームが提案する抗がん剤治療を開始

その結果肝臓のがんが小さくなったので手術で

大腸がんと合わせて取り除く事が出来ました

術後も抗がん剤治療を続け、食欲も出てきたそうです

10年延命を希望されています😊


遺伝子パネル検査




1990年代までの抗がん剤は、

正常な細胞にまでダメージを与えるもので

重い副作用が課題でした


2000年代にはいり、がんの原因とされる遺伝子の傷の解明がすすみ

その傷が作るたんぱく質だけを攻撃する「分子標的薬」が登場


この治療法を可能にするのが

がん遺伝子パネル検査なのです


しかし現在の検査では様々な条件や課題がある事から

それを解決したいと吉野医師が目を付けたのが

アメリカの市場で40%持っているという

TEMPUSという企業の技術でした


日本のがん遺伝子パネル検査と遜色がなく、上かもしれないそう

そこでは値段が安いので患者さんにとってもメリットがありますし

東病院と一緒にプロジェクトをやって承認申請に持って行きたいと

吉野先生は考えられています


私は、2021年夏の再発の時に主治医から説明を受けました

3週間前に撮った造影CTの結果を聞いてきましたが・・

「がん遺伝子パネル検査」の対象者

・標準的治療が終了し、他の治療を検討している

・標準的治療がない

・原発不明がん

・希少がん

・小児がん、などの場合です

費用

56万円と定められています。患者負担割合が

1割の場合は5万6千円

2割の場合は11万2千円

3割の場合は16万8千円

申し込みに1万円


結構かかりますね、これがもっとお安くなれば有難い事です😊




治験で固形がん患者4万人の遺伝子を解析

吉野チームは14の治療薬と18の診断薬を生み出しました


東病院では、がん遺伝子の傷・ゲノム情報・治療効果など

数万例の患者データを統合し、スーパーコンピューターで解析

AIで各患者に合う抗がん剤を見つけたり

新しい薬を作るしくみ作りを目指しています


高速化することで

早く患者さんに合う抗がん剤を見つけたい思いがあるそうです


スーパーコンピューターでも解析に1ヶ月かかるのだそうです

高速の計算を可能にする量子コンピューターだと

なんと1秒なんだそうです😲

日本で初めてそれを取り入れるべく吉野医師は

アメリカで最強と言われている企業と繋がり

交渉をされているのです


医療革命を世界に向けて日本から発信すれば

最初に日本の患者さんに新しい技術の成果を届ける事が出来るので

前に進むのみ! と仰られています


日本では承認されていない抗がん剤で、がん治療が上手くいってることは

海外ではあるんだそうです

日本と海外とで共同治験をすれば

使える抗がん剤ももっと見つかるのかもしれませんね


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