がんの検出技術「リキッドバイオプシー」とは ?

アメリカで働く日本人の、大腸がん手術の世界的第一人者である

小西毅医師が届ける最新のがん治療という記事を読みました

日本でも普及するようになれば

がんの再発を正確に予想することが出来るようになるのかも!




リキッドバイオプシーとは ?




リキッドは、液体で血液の事

バイオプシーは、生検の事(組織を採取して診断する事)


リキッドバイオプシーは、小量の血液からがん細胞(又はその一部)を

検出しがんの存在を診断する技術なのです


近年、アメリカのナテラ社が開発したシグナテラという

検査によって、小量の血液からがんのDNAを好感度に検出して

身体に潜むがん細胞を高い精度でいち早く検出することが

可能になったようです


アメリカではジグナテラを用いたリキッドバイオプシーが

広く臨床で応用されているそうです

リキッドバイオプシーは、CT検査では写らない5ミリ以下のがんも見逃さない



アメリカのMDアンダーソンがんセンターでは

転移のない大腸がんの手術から1ヶ月後にリキッドバイオプシーを

行い、血液中のがんのDNAを調べるようです

陽性ならば、身体の何処かにがんが潜んでいる

小さな転移が何処かにある疑いがあります


DNAが陽性ならば、がんの再発が10倍以上のリスクで跳ね上がり

抗がん剤治療をすれば、再発リスクも低下


精密検査をすることで、小さな転移先も早期に発見も可能に


アメリカでは保険も利いていますが

日本ではコストの問題もあって保険医療でカバーされていません

将来技術開発が進めばコストも低減し

日本や様々な国で広く使われるようになることも!?




がんの再発の予想は難しい



これまでの医療では、手術で取ったがん組織を顕微鏡で調べて

がんの広がり(ステージ)を評価して

再発リスクを判定していました



リンパ節転移があれば再発リスクは高くなるので

抗がん剤治療を追加しますが

リンパ節転移がなくても再発したり

リンパ節転移があっても再発しないという事もあります


がんの再発をもっと正確に予想することは大きな課題なのです


リキッドバイオプシーで、術後に体内に残るミクロながん細胞が

正確に早期に検出されれば、追加で抗がん剤が必要かがわかります


リスクの高い患者さんの再発を抑えるだけではなく

リスクの低い患者さんに不要な抗がん剤を省くことができます



有難い技術が開発されているのですね😲

日本でも1日でも早く身体への負担の少ない

こんな検査を受けられるようになれば

いいのに! ! と思います

定期検査が血液検査だけで済むならホント有難い事です! 😊

子宮頸がんⅢb発覚から再発、6年間の経過


にほんブログ村 病気ブログ 子宮頸がんへ
にほんブログ村