昨年末に「エレクタユニティ」を千葉大学病院が導入、今年から本格稼働したそうです。放射線治療の世界を大きく変えるのではないかといわれているそうです。
放射線治療
麻酔をかけて身体を切り開いて、がんと周辺組織を取り去る外科手術と違って、放射線治療は身体を傷つけることなく、痛みもほとんどないので患者の負担は軽減されます
欧米に比べて日本は放射線治療の実施率が低いそうですが、最近では年々増加傾向にあるようです
年間27万人のがん患者さんが放射線治療を受けられているようです。2025年には35万人になる見込みなのだとか
ステージ1の肺がんの場合
アメリカでは手術が60%、放射線治療が25%
日本では手術95%、放射線治療5%
早期の子宮頸がん治療においても、日本では外科手術を選択する場合が多いが、欧米では8割が放射線や抗がん剤治療が行われているという報告もあるようです。
日本のがん治療で手術が選ばれやすいのは、患部を切除出来れば根治が可能であることに加え、放射線に対する潜在的な恐怖心があるという声もあるのだとか
一般的な放射線治療はリニアック(直線加速器)という装置を使って、電子を光の速度の99%以上に加速した高エネルギー電子線又は、X線を当てる方法です
CTやMRIを撮り、そのデータをコンピューターで分析して放射プランを作って、装置に送り機械が放射線を照射します。がんの細胞内の遺伝子にダメージを与えてがん細胞を死滅させるのです。
😊私が初めて放射線治療を受けたのが2016年9月でした。ステージⅢですから手術は出来ませんでした。
2017年には最先端機種のリニアックが大学病院に導入されたようです。多分2020年の放射線治療にはこれが使われたのかなって思います
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がんとがん治療を生き延びた記者の闘病記(外科手術より放射線治療を選んだ方のお話です)
リニアック新機種は寝台でCT画像がリアルに撮れて、ズレなど正確に補正されて 照射の位置合わせが高精度になったようです。
それによって 正常組織への線量をこれまで以上に減らすことができて、他の臓器などへの合併症のリスクの軽減にもつながります。
😊放射線科の先生は縦隔リンパ節(2020年3月~4月)への放射線治療前に、他の場所への影響はほとんどないと仰られていました。その通りで私は自覚する副作用などは無かったです^^そこまで分かるって素晴らしいかもですね^^
それよりもさらに進化したのがエレクタユニティなのですね😲どんどん進化しますね!
エレクタユニティ
特徴 放射線放射装置と1.5ステラという高精度のMRIが合体しているので、放射線治療の直前と治療中、がんの位置をリアルタイムで可視化できるのです
※ステラとは磁力線の束の密度の事で、昔は永久磁石を使って0.2ステラや0.3ステラがせいぜいだったそうです。3.0ステラのMRIも開発されているそうです。しかし1.5ステラとさほどの診断能力に差が無かったという論文もあるのだとか。脳の血管は3.0ステラの方が鮮明に見えるそうです。
検査や治療を受けるにしても、やはり最新の機器を使っている大きな病院がよいそうです。その分治療費は高くなるようですが。でも古い機器だと写りが悪かったりするので見落としなどあるようです。
今までは患部が見えず機械任せだったのが、がん部分を見ながらなので他の臓器を傷めずに、がんに的確に狙い撃ちが出来きるようです😲
今までは照射範囲を広めにとっていたので、隣接する臓器に影響が出る事もあります。腸に穴が空いたり、声が出せなくなったり、排尿障害とか・・・
膵臓がんなどの消化器官近くのがんにも適用、従来は膵臓、肝臓など消化器官に近い所のがんは線量を抑えての照射ですが、エレクタユニティは他のがんと同様の線量の照射が可能、転移の無いステージ1~2のがんなら治療が可能だそうです
保険適用
東北大病院、大阪市立大学医学部付属病院など今後増えていく予定だそうです
放射線治療の事を学び、担当医と相談することが自分の「生活の質」や「人生の質」を低下させないことに事に繋がるのです
日本放射線腫瘍学会のHPに一般向けの情報が掲載されているそうです^^
😊つい先日知ったのです、がんとガンの違いの事を。同じじゃないそうです😲悪徳医療をしている人が使うのがガンとカタカナなんですって。カタカナだと強調されて目に入るからだそうです。へぇ~そうなのね気にも留めなかったな^^;
「がん」と「癌」表記の違いがあるそうです 医学的な違い
情報を探すときはひらがなのがんを使っている所を見るようにしましょうね^^
こうして書いていると👆ひらがなに混じってがんが見つけにくいですね^^;
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