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熱中症の症状・予防法(栄養・水分補給レシピ)

去年熱中症で救急搬送された方は52984人(H29年消防庁調べ)

約4割が住居内だったそうです 熱中症にならないための注意が必要ですね

 

熱中症

 

高温多湿の環境で体で発生した熱がこもってしまい体調が悪化してしまう状態の事

 

体を冷やす仕組み

・汗をかく

汗が蒸発する時に体のたくさんの熱を奪い体は冷やされます

 

・皮膚の表面から熱を逃がす

皮膚の表面の血管が拡張して熱を逃がす仕組みがあります

 

この2つの仕組みが上手くいかなかったときに熱中症が発症するのです

 

湿度が高いと汗が乾かなくなるので気化熱によって熱を下げる事が出来なくなるのです

 

お天気予報士さん伝授↓

熱中症予防の「さしすせそ」ともっと大切な事!

 

 

予防

 

体温の上昇を抑えて水分補給をすれば100%予防できるそうです

水分は1日当り1.2ℓが目安です

 

体の水分量

赤ちゃん80%  成人60%  高齢者50%

 

高齢になると筋肉量が落ちて腎機能も落ちるので水分が失われやすいのです

水分が少ないと体の体温が上がりやすくなるのです

高齢者は特にこまめに水分摂取が必要なのです

 

夏に過ごしやすい衣服

 

ゆったりした物を選びます

衣服と体の間には空気の層があり

体の熱で温められた空気はえりや袖口、裾などの開口部から換気されます

動くことで体と衣服の間に溜まった熱を逃がしてくれます

首回りが開いていると熱を逃がしやすくなります

 

白や黄色の淡い色の服を選びます ⇒ 熱を吸収しにくい

 

インナーには速乾性の高いポリエステルなどを着て

長袖の上着で肌を日差しから守ります

 

体にフィットするものや黒色 ⇒ 熱を吸収して熱がこもるのでNGです

 

手軽にできる栄養と水分補給

 

女子栄養大学 遠藤伸子教授のお話です

キーワードは野菜や果物に含まれる「カリウム」

トマト バナナ パセリ そら豆 アーモンドなどに多く含まれています

 

カリウムは細胞に多く含まれて筋肉を正常に動かしたり

体液を正常なバランスに保ったりする働きがあります

 

スイカはカリウムを多く含み90%が水分なのです

そんなスイカをミキサーでスムージーにします

 

スイカ可食部(200g)と赤パプリカ(50g)を

糖質 ビタミン ミネラルも摂れます

 

トマトジュース

汗で出てしまうナトリウムの補給も大切です

トマトジュースにはナトリウムが豊富に含まれているのです

疲労回復に有効な「リコピン」も豊富ですので

水分・塩分・疲労回復と三拍子揃っています

 

味を色々変えて上手に水分を摂取したいですね^^

 

豆乳レモン

1日の摂取の目安

豆乳100mlに対してレモン大さじ1

 

たんぱく質の多い無調整豆乳がオススメ

 

レモンを加えることで豆乳臭さが消えてヨーグルトのようになってさっぱり飲めるそうです^^

 

夏野菜のぬか漬け

水分だけでなくカルシウムも摂取できます

刻みのりなど加えることでマグネシウム不足も解消できます

 

sakura
ぬか漬けに海苔の組み合わせなんて初めて知りました^^;

 

塩パイン

塩パインは熱中症&アンチエイジングの効果があるそうです^^

パイナップルには汗で失われてしまう成分

カリウムやマグネシウムが豊富なのです

 

材料 1人前

パイナップル 5~6切れ(一口大)

塩 ひとつまみ(0.5~1g)をふりかけるだけです^^

 

他のフルーツでもOK

キウイ スイカ メロンなど

 

屋外の熱中症

 

健康な人が運動や作業などで短時間で発症する事が多いので

体内の温度が上がり過ぎない様に特に直射日光を避ける様にしましょう

 

外出前には天気予報を確認します

熱い時は時間をずらすなど無理のないようにしましょう

日傘や帽子などで直射日光が皮膚に当たらない様にしましょう

木陰などを歩きましょう

子供は照り返しなど高温にさらされやすいので注意してあげましょう

小まめに休憩をとり日陰では帽子を脱いで汗の蒸発を促します

水分・塩分の補給をします

 

室内の熱中症

 

高齢者は室内の温度が高くても気が付かない事もあり

自分が熱中症にかかったことも気が付かないようです

発見が遅れると重症化してしまいます

 

室温・湿度に気をつけて水分補給を忘れない様にしましょう

 

コンクリートの住宅の方が熱をためこみやすくて

暑い状態が続いてしまいますので夜になっても危険は続きます

 

古い家では断熱材の使用もされていないので室内が暑くなってしまいます

 

遮光カーテンやすだれ・よしずで室内への直射日光を遮る工夫をしましょう

打ち水も効果的です

暑い日には我慢せずにエアコンや扇風機を使いましょう

冷気が苦手な人は羽を水平や上向きにしましょう

 

水分はのどが渇く前にこまめに行います

冷たい飲み物のほうが吸収されやすくて体を冷やす効果もあります

塩分は汗と共に失われますのでせんべいやスナック菓子で塩分補給も忘れずに

 

自分の感覚だけに頼らずに温湿度計を部屋におきましょう

 

 

熱中症の対処

 

熱中症に早めに気が付くことが大切です

 

初期は 手足のしびれ めまい 気分が悪い 立ちくらみ 筋肉がつる など

さらに症状が進むと 頭痛 吐き気 体のだるさ 意識がおかしい など

 

重症化すると 意識障害 前身のけいれん

体が熱い まっすぐ歩けない

 

肝臓・腎臓などの重要臓器の機能障害

血液の凝固異常(体の中での出血や血栓が出来る)

 

早い段階で気がついて適切な対処をすれば重症化を防げます

 

熱中症の応急処置

 

炎天下で具合の悪い人を発見したら熱中症を疑います

 

声をかけて意識の確認をします

意識がある場合は木陰などの涼しい場所に移動させます

ペットボトルの水を渡して自分で飲めるか確認します

水が飲めたら一安心です

時間の余裕があれば回復するまで見守ってあげましょう

 

暑い室内で具合の悪い人を発見したら

 

室内でも暑い環境でいたら熱中症を疑います

大きな声で意識の確認をします

意識がない場合はすぐに救急車を呼びます

 

服やベルトをゆるめて血流を促し、熱の放散を助けます

安全で涼しい場所に移動させて楽な姿勢をとらせます

保冷剤や氷まくらで首・脇の下・太ももの付け根を冷やします

(太い静脈を冷やします)

意識のない人に水を飲ませてはいけません

気管に水が入って窒息の恐れがあります

風を送って救急車の到着を待ちます

 

 

sakura
シニアは水分をたっぷり摂って猛暑を乗り切りましょうね^^

 

 



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