睡眠についての誤解とは ?
今までの行い実は間違っていたのかもしれませんね
今日の健康より
誤解
・ 眠くないけど身体を休めるためにしばらく横になろう
・ 明日の朝早く起きるから早く寝よう
・ 睡眠時間は必ず8時間
これらは睡眠のための逆効果になってしまうこともあるようです
精神神経科 睡眠障害の研究と診療をされている
日本大学 内山 真教授のお話です
睡眠は自分の意志ではコントロール出来ない
なので無理になにかしようとすると逆効果となってしまうのですね
不眠と睡眠不足
不眠
寝床に入っている時間は十分確保
よい睡眠を得られない
睡眠不足
寝床に入ってる時間が十分確保できない
睡眠の量が確保できない
どちらの場合も日中の眠気だけでなくて続くと心身の不調が起こってきます
睡眠の仕組み
脳が疲れたから眠くなる
脳は起きている間ずっと活動を続けているので段々と疲れが溜まってきます
睡眠物資が起きている時間と比例して脳脊髄髄液の中に溜まってくるからなのです
睡眠物質が眠気を起こす視床下部(睡眠中枢)を活性化します
すると眠気が起こるののです
夜になったら眠くなる
体内時計のしくみ
1日ほぼ24時間周期でリズムを刻んでいます
起床して朝の太陽の光を浴びていると体内時計がリセットされて
身体が活動的になります
そこから14時間ほど経つと
体内時計のしくみで身体から熱を放出して身体の内部の温度が下がり始めて
体温が下がる事で身体は休息体制になっていくのです
その1~2時間後に眠りの体制に導かれます
例 朝7時に太陽の光を浴びた場合
午後10時から午前1時の間に眠くなるのです
時差ボケ
身体が休む時間と活動する時間が現地の生活とずれてしまって
夜眠れなかったり昼に眠くなったりしてしまいます
時差ボケであっても現地で太陽の光を浴びているうちに
徐々に体内時計がなおってくるのです
不眠のタイプ
・ 寝つきが悪い
・ 途中で目が覚めてしまう
・ 早く目が覚めてしまう
・ 眠りが浅い
長く続くと日中調子が悪くなるのです
国内の成人の20%が不眠で悩んでいるそうです
寝つきが悪いのは
眠くないのに床に入ってしまうから
内部体温が下がっていない
身体がまだ活動中
脳が休む体制になっていないからのようです
途中で目が覚めてしまう、眠りが浅いは
寝ようとして横になっている時間が長かったりが原因になっている事が多いそうです
必要な睡眠時間以上は眠れない
本来身体が要求している睡眠時間と眠ろうとしている差が夜中に目が覚めたりとか
眠りが浅い状態に表れてきてしまうのです
早く目が覚めてしまう
中高年の男性は体内時計が早まりやすい
50歳過ぎた男性に多いようです 早く寝て早く起きる・・・
不眠・睡眠不足による影響
活動の質が低下
日中の強い眠気 疲れやすさ イライラ 集中力低下などが生じます
身体の健康
肥満 糖尿病 高血圧 脂質異常症 などの生活習慣病になりやすくなります
こうした要因が重なると動脈硬化が進んで心臓病や脳卒中など起こす危険性が高くなります
睡眠不足が続くと食欲を増やすグレリンというホルモンが増えてくることがわかっています
満腹を知らせるホルモンレプチンが減ってきます
睡眠不足を補うために食欲が増してくるのです
食べても満腹にならないので食べ過ぎてしまうのです
糖尿病
睡眠不足だと血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなるようです
心の健康
うつ病にもなりやすいそうです
睡眠は脳の働きも休ませますが 心の働きも休ませてくれるのですね
十分な睡眠がとれないと心にも支障が起きてしまうのですね
よい睡眠時間
6時間半から7時間が一番よい長さなのです
それ以下でも以上でもよくないのですね
でも あのボルト選手は12時間寝ていたとか^^
6時間を切ると睡眠不足になりやすいようです
1日5時間睡眠だと疲労回復ホルモンの分泌が10~15%ダウンするそうです(1週間続けた男性の場合)
糖分の代謝が30~40%ダウンして太りやすくなるというデータも出ているそうです
疲れない身体のために寝だめはプラス1~2時間程度にとどめた方がよいそうです
睡眠不足への対策は
夜の睡眠時間を確保できるように生活を見直す
生活習慣を見直しても改善しない場合は専門医に相談するほうがいいですね
その時は睡眠日誌を2週間程度付けておくとよいそうです