飲む点滴と言われるほど栄養価が高いとわかった甘酒
売り上げもここ数年でうなぎ上りとなっているようです
そんな甘酒は2種類に分類できます
米麹の甘酒と酒粕の甘酒を比べてみると
栄養成分・健康効果に差があるのだそうです
この差って何ですか ? よりの情報です
発酵食品のスペシャリスト お茶の水健康長寿クリニック 白澤卓二先生のお話です
甘酒ブーム 伝統的な日本の飲み物を再開拓した感じだと仰っています^^
疲労回復効果 ダイエット効果 睡眠改善効果 肌荒れ対策効果の中から
米麹の甘酒と酒粕の甘酒どっちの甘酒に効果があるのか まず考えてみて下さいね^^
甘酒の工程過程
米麹の甘酒・酒粕の甘酒どちらも日本酒の製造工程で出来るモノを原材料としています
その過程での若干の差が健康効果の差となっているようです
日本酒の製造工程
蒸したお米に麹菌をつける
麹菌の作用でお米にカビが生えたような状態(米麹)になります
米麹にお湯を加えて一晩置きます
これが米麹の甘酒です 原料が米と麹だけでアルコールは入っていません
米麹にアルコールの元になる清酒酵母を入れて
そこに蒸したお米と水を入れてアルコール発酵させてもろみを作ります
もろみを器械で絞ると日本酒が完成します
もろみを絞った残りが酒粕なんですね
酒粕をお湯に溶かして砂糖を加えたのが酒粕の甘酒なのです
米麹の甘酒 砂糖なし アルコールなし お子さんも飲めますね^^
酒粕の甘酒 砂糖あり アルコールあり 運転する時は注意しないとですね^^
疲労回復効果があるのはどっち ?
甘酒は江戸時代から夏バテ予防など疲労回復の栄養ドリンクとして冷たくしたものが売られていました
ポイントは甘味の成分の違いだそうです
酒粕の甘酒の場合 甘味の成分は砂糖
米麹の甘酒の場合 甘味の成分はブドウ糖(麹菌がお米に含まれるでんぷんを分解することで生じる)
ブドウ糖は分解できない糖です
ブドウ糖の点滴をすると血液中にブドウ糖が増えてすくに脳で使われ疲労は習慣的に回復するのです
飲む点滴と言われるのは米麹の甘酒だけです
ダイエットに効果があるのはどっち ?
酒粕にはお米の成分であるレジスタントプロテインというたんぱく質の1種が含まれています
レジスタントプロテインは腸内の油の排出能力が高いのです
砂糖の方がブドウ糖より少ない量で甘くすることが出来るので
酒粕の甘酒の方がカロリーは抑えられているようです
酒粕の甘酒のほうがダイエット効果があります
睡眠改善効果があるのはどっち ?
寝る前1時間前にコップ一杯の甘酒を飲むと寝つきがよくなるそうです
ポイントは米麹をアルコールで発酵させるときに使う清酒酵母
眠気を誘う脳の物質で最近の研究でアデノシンが注目されています
脳の中でアデノシンの濃度が高まってくると眠気を誘ってよい睡眠に入れるのです
清酒酵母はアデノシンの作用を強めてくれて良い睡眠を誘導してくれるようです
酒粕甘酒はアルコールの障害なしに良い眠りにはいれるようです
肌荒れ対策はどっちが良い ?
米麹の中には美容によいエルゴチオネインという成分が含まれています
エルゴチオネインはビタミンCよりも強い抗酸化作用があり
肌の老化を抑制する効果があります
そして紫外線対策にもなるのです
飲んで効くというのは、皮膚が紫外線を浴びても炎症を起こしにくくなるからだそうです
飲む美容液 ? は米麹の甘酒です
美味しい & 健康効果をプラス 白澤先生オススメ甘酒レシピ
トマトジュース甘酒 甘酒100cc+トマトジュース100cc
・リコピンの抗酸化作用で老化防止 飲みやすくスッキリ感があるようです
きな粉甘酒 甘酒100cc きな粉小さじ1杯
・食物繊維で血糖値の上昇を抑えます 甘さが濃厚になった感じがするそうです
豆乳甘酒 甘酒100cc 豆乳100cc
・大豆イソフラボンで骨を強化 甘さがまろやかになって飲みやすいそうです
米麹甘酒は買った事がないです いつも酒粕で甘酒作ります
市販のは甘すぎる気がします^^
酒粕をビンに入れて水に浸けておくとペースト状になって使いやすくなります^^