おはよう朝日です 北村真平の朝トレ!より
AEDについての情報です
知っておくべき事とは ? 使うことで救命率が多くなるんですね
AEDとは
心停止が起こったときに心臓がけいれんを起こしたときに電気ショックを与えて機能の回復を図る機器です
2004年から一般の人でも使えるようになったので至る所で見かけます
東京女子医大などの調査によりますと
2009年~2014年に全国の小中高校・高専で295件の心停止がありましたが
AED使用は111人で38%になります
ほとんどの学校がAED設置済みなのに何故低いのでしょうか ?
全教職員にAED講習 中学校 約70% 高校 約60%
全生徒にAED講習 中・高ともに30%未満
グラウンドや体育館、クラブ活動中に起こる事が多いので
それらからよく見える場所に設置することが望ましいのです
AED使えば救命率はアップ
使わないと1分間で10%ずつ下がっていくそうです
救急車が来るまでに時間がかかるので応急措置が大切となってくるのです
119番通報だけだと救命率が9.2%
心臓マッサージを加えると16.1%
AEDを使うと54%と大幅アップになるようです
AEDの使い方
1 電源を入れてAEDの声をよく聞く
2 パッドの絵の指示通りに胸に貼る(皮膚に直接貼る)
この時に脈拍とか計ってくれていて処置が必要か教えてくれます
3 処置が必要であれば安全確認後ショックボタンを押す
4 その後救急車がくるまで心臓マッサージを行う
心配の声
症状が悪化して責任を問われるのではないか?
緊急時の事なので責任を取らされることはないようです
前に聞いたことがあります AEDが使用すべきかどうか判断してくれると
だからやらないといけない時はAEDが指示してくれるのでその通りに行えばよいかもしれません
感染症も心配
人工呼吸はしなくてもよい(2015年4月14日産経新聞)
日本蘇生協議会(2011年改訂)
人工呼吸2回+胸骨を圧迫30回
(胸の真ん中辺りを5センチほど押し込む1秒に2回ほどのペース)
↓↓↓
胸骨圧迫を何より最優先に! となっているようです
使用率が低いのはやっぱりいざ使うとなると怖い気がしますよね
先日読んだ記事
小学6年の明日香さんは駅伝の選考会で1000メートル走行後に突然倒れて
救急車が到着するまでの約11分間AEDを含む救命処置は行われず
翌日に明日香さんは永遠の眠りについてしまったそうです
3カ月前に教員全員が救命講習を受けていたにもかかわらず、
けいれん・苦しそうな呼吸などのSOSのサインが
救命行動につながらなかったことなどが挙げられます
AEDを活用し、救命することの課題を浮き彫りにしたようです
お母さんと学校との対立があったりしたようですが
保護者と教育委員会はやがて協力関係に転じて事故時の対応などを示した
「ASUKAモデル」を作り上げていったのです
心停止などの事故の防止方法、事故時や事故後の対応方法を示したものです
このかたちはAED(自動体外式除細動器)の啓発運動として
全国に広がって実際に多くの命を救ってきたようです
なんでもかんでも対立の世の中だと思っていましたけど
こういった素晴らしい協力関係が出来ることあるんですよね
対立だけでは何も生まれないのです