老化防止 免疫力upに繋がる
野菜くずにあるファイトケミカルとはなに ?
ところさんの目がテン! より
捨ててしまう野菜くずで免疫力アップ
野菜の値段が高騰の折
野菜の皮や切れ端を活用せずに捨てるのはもったいない
野菜くずには注目されている重要な成分が沢山含まれているのです
人の免疫機能を高めるファイトケミカルが野菜皮に沢山含まれているのです
ファイトケミカルとは
ファイト(phyto)とはギリシャ語で植物の意味
野菜などに含まれる化学成分のこと
食品に含まれる 機能性成分を研究している
神奈川工科大学 応用 バイオ科学部 清水秀信教授のお話です
野菜などに含まれている ポリフェノール カテキン カロテン リコピンなどの化学成分の総称がファイトケミカルです
なぜ注目されている の?
1つは抗酸化作用
身体の酸化とは ?
取り入れた酸素の一部が活性酸素として残る事
活性酸素が増えすぎると細胞を傷つけて様々な病気を引き起こす原因になります
抗酸化成分が活性酸素を除去して身体の酸化を抑える役割をしているのです
生体調整機能 免疫機能を高め 人の老化を防ぐ役割もあります
可食部にも含まれていますが紫外線などから身を守るため
皮などに多く含まれているのです
どうやって食べる ?
1つの方法として野菜を煮る
煮るとファイトケミカルが出てくるのでそれを飲むのですね^^
スープにします
たまねぎの皮やへた にんじんの皮 キャベツの外側の部分など
水に野菜くずを入れて20分煮ます
玉ねぎの皮の色が結構出てきます
検証
活性酸素が溶けている試薬(薄いブルー)に入れて色の変化で抗酸化成分が働いたかを比べてみます
野菜の可食部のみりスープ 少し色が薄くなりましたが大きな変化は無しです
野菜くずのみのスープ 凄い! 一瞬で透明になりました!
スープにする必要があるのか ?
生の野菜くずの絞ったものでも検証してみたらほぼ変化無しでした
野菜くずは煮ないとファイトケミカルは抽出されないのです
熱を加えて完全に細胞組織を壊すことでファイトケミカルが出てくるのです
味は?
煮込んだだけのものは スープとは程遠くにがいようです^^;
野菜くずスープを美味しくする方法は ?
スープに向いてる野菜 スープに向いてない野菜
をバランスよく取り入れることが大切なようです
スープに向いている野菜
にんじん トマト かぼちゃ パプリカなど色が鮮やかで甘味が強い野菜
ジャガイモ 皮についている実のでんぷん質が甘味に繋がります
スープに向いていない野菜
キャベツ カブの葉 ピーマンなどの緑色の野菜
たまねぎの皮 ニンニクの皮
スープに向く野菜と 向かない野菜を
重さにして7対3の割合にすると美味しいスープになるようです
簡単にスープを作る方法
炊飯器を使います
スープに向く野菜を甘味を出すために細かく切ります
スープに向かない野菜はにがみを抑えるために大きめで使います
オリーブオイルを大さじ1杯(脂溶性のファイトケミカルを出すため)
料理酒(アルコール成分で野菜臭を消してくれる)大さじ1杯
野菜がひたるくらいの水を入れて 炊飯するだけです
味は ?
野菜のこくを感じられて美味しいようです^^
炊飯器は最初の温度帯が40~50度に保たれてから
100度に加熱されていくので
甘味成分のアミノ酸や旨み成分のグルタミン酸などか多くでてくるのですね
7:3の黄金比スープにも抗酸化作用があるのか検証してみると
ブルーの試薬が透明になりました! ! ファイトケミカルは充分に出ているようです^^
※野菜くずは一度にそう沢山でないので冷凍保存しておいて溜まったら作ると良いようです 冷凍することで野菜の細胞壁が壊れて栄養やうまみが溶け出しやすくなりますね
作ったスープも冷凍保存も可能なようですのでお出汁として使ってもいいですね
捨てずに溜めておかないと! ^^
農薬不安
農林水産省によれば市場に流通している農作物の野菜の皮などを食べても
人体に悪影響はありませんと言っているようです
洗って食べれば農薬の問題はないそうです
国産は安心できるけど産地などの確認はしたほうがいいかもしれないですよね^^;