ニュースで逮捕されたとみた時
よくあの人ごみ(4万人!?)の中から見つけ出したものだとズコイって感心していました
その捜査方法とはどんなものだったのでしょう
渋谷ハロウィン軽トラ横転騒動の犯人2週間で特定し逮捕
10月27日の夜渋谷には4万人を超す人が集まっていました
10月28日未明 ハロウィン前の渋谷センター街で
横転させた軽トラの上で半裸で騒いでいた若者達を
12月5日 悪質な4人を逮捕
他にも11人を特定
外国籍5人を含む17~35歳の男性15人を一網打尽にしたそうです
半裸の男は渋谷から50キロも離れた山梨県富士吉田市に住んでいたんですよ
まさか警察が家を特定してくるなんて思いもよらなかったでしょうね
防犯カメラとSSBC
43人の捜査員はいかにして犯人を突き止めたのか ?
そこには防犯カメラの技術革新と
犯人を追いつめる専門部隊の姿があったのです
管轄の渋谷署以外にも捜査1課の捜査員を投入
渋谷を中心に約250台の防犯カメラの映像を回収
スマホで撮影していた人にも画像を提供してもらったそうです
混乱が起こる事を想定して
遠くから群衆の動きを撮影する私服警官も出ていたそうです
撮影さえしていれば後で捜査の資料になるからですね
捜査一課は殺人や強盗などの凶悪事件を担当する部署です
本部の捜査一課が乗り出すのは異例なんだそうです
抑止力を高めるため
東京五輪の暴徒対策のデモンストレーションとも考えられているようです
現場の映像から容疑者の外見を特定し
移動方向にあるカメラの画像を次々とたどっていくリレー方式で足取りを追います
駅に入りSuicaなどのICカード乗車券を使えば
そこから降りた駅も特定できて他の機能も備わっていれば
名前や住所もわかってしまいます
たとえ切符を使って電車に乗ったとしても
駅のカメラで見逃すことなく追いかけるのです
そうして渋谷から80キロ離れた自宅まで追跡されたのです
警視庁SSBC
警視庁SSBCという専門部隊の分析捜査係員も捜査に加わっていました
2009年に警視庁刑事部に設立された
捜査一課や機動捜査隊などの刑事出身者や
民間から特殊技術を買われて中途入庁した特別捜査官から構成されています
SSBCとは警視庁捜査支援分析センターの略称
捜査の「S」 支援の「S」 分析の「B」 センターの「C」と
ローマ字読みした頭文字だそうです
事件発生現場や周辺の防犯カメラの画像収集をしてつなぎ合わせていくのですね
現場でノートパソコンに画像を取り込み
データをホストコンピューターに送り膨大な点を線にするデジタルな実務を担います
画像による顔照合やSNSなどの解析も行っています
渋谷から各容疑者の自宅まで2~3日で到達していたんだとか
SMBCなら知ってるけどね^^;
2011年の東京で起こった老夫婦殺傷事件も
防犯カメラの解析によるリレー方式で容疑者確保したようです
2017年10月 男女9人が男に相次いで殺害され
遺体が神奈川県座間市内のアパートの1室に遺棄された事件でも
警視庁のSSBCが活躍されたそうです
データ分析と捜査一課の聞き込み捜査などの合わせ技で
ハロウィンの暴れ者たちを2週間で特定する事が出来たのですね
あんなに多くの人がいる場所でも逮捕できるなんて
悪い事はできないとほんと抑止力になりますね^^
これから先は今以上に防犯カメラの設置も多くなって
悪いことしてもすぐに捕まってしまう事でしょう^^
見られていますよ・・・・