平均寿命83歳越えの日本 老後はひとりが幸せ ?
「寂しさ」よりも「幸せ」 ? 増加する老後のおひとり様事情とは ?
ten.×キニナル老後より
おひとり様
1980年 65歳以上の高齢者世帯の内訳(内閣府)
単独 21% 夫婦のみ 32% 親と子 21% その他26%
2020年の予想では
単独 34% 夫婦のみ 32% 親と子 23% その他11%
死別や離婚など様々な要因で増えているおひとり様
老後の暮らしの調査
門真市 つじかわ耳鼻咽喉科 辻川覚志先生
60歳以上を対象におよそ900世帯に
日常生活の満足度を聞いたところ
誰かと一緒に住んでいる同居世帯の平均は68.3点なのに
ひとり暮らしの方のほうは73.5点と5点以上も高い結果になったようです
高齢者のおひとり様の本音
自分の事だけに専念できる
同居していたら 何かの時に大丈夫か ? と聞かれると
大丈夫でなくても大丈夫と言わないといけない
気を使う分重荷になるのではないかと推測されます
高い満足度のわけとは
68歳 78歳 80歳 87歳の死別や別居などでひとり暮らしの女性のお話です
生活の満足度 80点から88点
点数が高いのは
自由、子供や旦那さん中心の生活から何からも縛られない
誰に遠慮することなく自由に時間が使えるから楽しい
旦那さんがいると遠くに出かけられないし 食事の支度もしなければならない
孤独の引き換えに自由の喜びがある
ひとりだと友達がよく出入りしてくれて嬉しい
孤独本ブーム
2017年7月に発売した五木寛之さんの「孤独のすすめ」は30万部突破
2018年3月下重暁子さんの「極上の孤独」は27万部
と空前ブームのようです
孤独死とかよく目にする時代だからなのかな
現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。
しかし、それは少しおかしくないか。
そもそも孤独でいるのは、まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが何倍も愉しく充実しているからで、
成熟した人間だけが到達できる境地でもある
下重暁子さんの「極上の孤独」 Google Booksより引用しました
いっぽうでは不安もある
先々で認知症になったり下の世話をしてもらわないといけなくなった時どうなるかなと心配がある
年金と蓄えでなんとかなっているから長生きは出来ないとは思うけど
今は幸せだからあまり先の事は考えないでおこうっと思っているんだとか
お金の不安
前野彩さん ファイナンシャルプランナーのお話です
おひとり様の方が月2万4000円支出が多くなるようです(2017年総務省 家計調査)
ずっと独身 自分の年金を貰う
会社員の夫と死別 専業主婦の場合は夫の厚生年金の3/4が遺族年金になる
妻も働いている場合は遺族年金の額が減るようです
自営業の夫と死別 妻の年金のみ
介護の不安
老人ホームはどうする ?
株式会社 老人ホーム紹介センター 看舎桂太さん
1000件以上の介護施設をリサーチ老人ホーム選びのスペシャリスト
老人ホームの種類
介護付き有料老人ホーム
食事 身体介護 生活相談 見守り 健康管理 レクリエーション
介護が手厚く住み続けられるが月の料金が20万くらいと高い傾向にあります
住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅
食事 生活相談 安否確認 訪問看護 デイサービスなど外部サービスを追加
月の料金が14万くらいリーズナブルな施設もあり 介護度によって料金がアップ
退去が必要になる事もあります
りすシステム
おひとり様の家族の代行をしてくれる所があるそうです
認知症になった時に契約を交わしていれば家裁での手続き後に任意後見人となって
財産管理などをしてくれるんだそうです
ただ契約するのには100万程度のお金が必要ではあるのです
月払いという事も可能なようではあるようですが