東京の国立がん研究センターで進められている研究です
2018年10月17日 血液一滴を使った検査法で卵巣がんを
98.8%の高確率で判別することに成功したと
国際科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表しました
線虫ががんの臭いを嗅ぎ分ける! 事にも成功しています
早期発見、早期治療で医療費も少なく済みますね
血液一滴でがんが発見できる
大腸がん 胃がん 肺がん 乳がん 前立腺がん 食道がん
肝臓がん 胆道癌 すい臓がん 卵巣がん 膀胱がん 肉腫 神経膠腫
13種類の 初期のがんが診断できる というもののようです
人の血液や唾液 尿などの体液に必ず含まれている小さな物質
「マイクロRNA」という核酸が 500種類も流れているのだそうです
国立がん研究センターと企業が合同で
ごく微量のマイクロRNAを 正確に測定できる装置を開発したことによって
がん細胞が放出する マイクロRNAを検出することが出来るようになったそうです
がんの種類によって このマイクロRNAの 量や 種類が 違うそうです
正しく判定できる精度は95%以上という結果が出てるようです
実用化するのは3年くらい先だとか 待ち遠しいですね
追記 女性特有の卵巣がんに朗報
国際科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」は権威ある論文誌なので信頼のおける研究内容に間違いがない
血液を使った早期発見の有効な検査ができなかった この研究で死亡率を下げる事が可能となる
と評価されています
卵巣がんは自覚症状が出にくいために 早期発見や治療向上に繋がる成果として期待されます
卵巣は腸の陰に隠れていて見つけるのが困難で生存率も低いようです
年間1万人が卵巣がんと診断されて半数が死亡なんだとか・・・
10年後の生存率は乳がん82.8%に比べて卵巣がんは44.5%なのです
かかりやすい年齢は
40代から増加して50代がピークですが
閉経後でも卵巣がんの発生はある 卵巣がんに定年はないそうです
卵巣がんを見つけるために指針として定められている検診もないのです
自覚症状もなくサイレントキラーと呼ばれています
発見時には6割の人が転移しているそうです
子宮全摘となるのですね 早期発見できれば子宮の温存も可能もありますね
自己診断
ウエストを日頃から測定して急な張りやふくらみを感じたら中年太りとは思わずに病院に!
卵巣がん検査 内診 直腸診 超音波 CT MRI で
疑いがあれば腫瘍丸ごと摘出してから病理検査2~3週間後に診断の確定となります
良性か悪性かは卵巣丸ごと滴出しないと分からないそうです
袋状なので一部を切る事は癌細胞があればまき散らすことになるからダメなのですね
それが血液一滴でわかるのなら無駄な手術をしなくてすみますね
尿一滴でがんが発見できる
九州大学大学院生物科学部門の廣津崇亮助教らの研究グループが
発見した検査方法のようです
テレビで見ました!
線虫という1ミリほどの生物が
一滴の尿に集まってくれば がんの疑いあり というものです
線虫の臭いをキャッチする受容体の数は犬の800に対して1200と犬より勝っているのです
線虫の嗅覚が 優れていることを 見つけていること自体も凄いですね
その精度も95.8%と高いようです
ステージ0や1の早期がんも発見できるようです
血液と違って 何のがん まではわかりません
がん か そうでないか を調べてくれるのです
陽性がでれは精密検査を受けるようにはできます
数百円の検査でわかれば良いのかもしれませんよね
2020年から実用化される予定のようです
確率ほぼ100%がん探知犬!
日本には5頭のラブラドール・レトリバーの がん探知犬 がいるそうです
犬の嗅覚で がんを見つけるのです
線虫と同じで 尿にがん特有の匂いが あるかどうかの判別だけのようです
線虫と違うのは がん探知犬に 育てるのには 3年かかり
1頭で500万もかかるとか 簡単にはいきませんね
それに盲導犬のように どんな犬でも なれるというものでもないでしょうし
資質持った犬って そう多くは居ないのではないかって思いますね
実際犬はすぐに飽きてしまい^^;
1日5体の検査位しかできず
実用化は困難なようです
飼い主さんの足のほくろに噛みついた それが皮膚がんだったとか
飼い主さんの病気を発見した話はよくありますね
うちの子は 今日は焼き肉だ~としかわかりません・・・(笑)
日々いろいろな所でがんの研究がされているのですね
がん検診も安く簡単に出来きて 早期治療で身体の負担も少なくなれば
嬉しい事ですね
特別な病気でなくなる日が早くくるといいなって思います