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がんの画期的な検査方法と京都市の命のがん教育

おはよう朝日ですより

がんの画期的な検査方法が2つと

京都市でのがんへの取り組みが紹介されていました






胃がん5年生存率 がん診療連携拠点病院 2008年

ステージ1(初期) 95% ステージ2 69%

ステージ3 43% ステージ4(末期) 9%

早く見つけて治療することで生存率も高くなっています
 
  

早期発見



胃がんや大腸がんの早期発見に有効な内視鏡検査

大阪医科大学(高槻市) 樋口和秀教授のお話です

胃カメラや大腸カメラは嫌ですよね 

口からや鼻からなんて絶対無理だわ>_<

そんな人が多くて開発されたのがカプセル型の内視鏡だそうです

カプセル型の内視鏡 

カプセル型カメラは最近では保険適用にもなっているそうです

口から飲むと食堂や胃を通過して腸内を自動で撮影してお尻から出てきます

腸の動きに合わせて一方向にしか進めないために検査は腸のみで

胃を診る事は出来ないんだそうです

樋口教授たちが生み出した世界で唯一のニュータイプ


 

 
カプセルに尾びれがあって動くのです 

魚みたいな感じです水槽の中を泳ぎまくります

名前は マーメイドちゃん 

私的にはクマノミっぽいですが^^;

腸は1本の管なのですが、胃は袋になっているので 

マーメイドちゃんで見たい所を見に行くんだそうです

ヒレの部分が磁石になっていて 人が磁場の中に入って 

磁石になっているマーメイドちゃんを遠隔操作で動かすのです

自走式カメラマーメイドちゃんは 方向転換も静止も可能 

胃も含めてすべての消化器検査が一度に短い時間で

簡単に出来るので患者さんの負担が大幅に減るのです

研究チームでは2~3年後の実用化を目指しているそうです^^

なるべく早く実用化されるといいな~と思います^^



 
  

血液一滴でがんかどうかの判定をする



東京国立がん研究センターでは

世界が熱い視線を送る がんの検査方法が開発されたそうです

消化管内科 加藤健医長先生のお話です

血液中のある物質に注目して 

約0.3ミリリットルの血液でがん判定に成功しました

胃がん 乳がん 肺がん といったがんの種類までわかるそうです

血液中のマイクロRNAという微小物質を調べるという事で

がんの種類が判定できるそうです

マイクロRNA検査法

血液を液体部分だけ分離して 専用のプレートに入れます

特別な処理をした後一晩中機械で揺らし続けます

最後はコンピューターでマイクロRNAの種類や数を確認します

300~500くらいのマイクロRNAが血液中に流れていて

乳がんだったら乳がんの人に共通してあがるマイクロRNAを見つけることで

がんの診断ができるようです

 

診断できるがん13種

 


胃がん 食道がん 肺がん 肝臓がん 胆道がん すい臓がん

大腸がん 卵巣がん 前立腺がん ぼうこうがん 乳がん 

肉腫 神経膠腫(こうしゅ)

現在の血液検査はがんが進行しないと変化が起きず

初期の段階で発見することは難しいのですが

この検査ですと初期のがん発見率も高いようです

大腸がんの初期での発見率100%で

その前の0の段階でも98%の発見率だそうです

(通常のケースよりもがん患者の比率が高い集団を用いた検討)


 

課題

 


1種類の検査で1種類のがんしかわからない

胃がん用の検査なら胃がんの有無しかわからないそうです

13種類わかっても同時にはできないということで手間がかかるのですね

費用

実用化されれば 1回あたり2万円で13種類調べたら26万円に!

少ない回数で検査できるように研究は続いているようです



 
 

京都府のがんの授業

 
 
「命のがん教育」プロジェクト 実施校累計200校突破

府内全域で約4年ほど前から医師とがん経験者による

小学校・中学校・高校で特別授業が行われているそうです

がんは予防や検診での早期発見が非常に大切なので

身体ができるこの時期にがんとはどういう病気で 

どうしたらかかりにくいかと正確に教える事は大切なのです

子供たちの周りにもがん患者さんがいることもあるので 

授業が苦痛にならないように配慮しているそうです

医師は「がんは治らない」「他人に移る」など誤解されやすいポイントや

予防方法などの説明をします 

がん経験者の闘病体験などを話して検診の大切さを教えてあげます

授業を受けた子供たちは

・がんは二人に一人がかかるという病気であるという事実に驚いているようです

・がんは怖くて恐ろしい病気だと思っていたけど 

がんにならないように食事のバランスなど考えていきたいと思ったそうです

 

食べ物はほんとうに大切ですよね

よい取り組みですね 

若い時から知っているのと知らないのでは大きな差になりますから

そんな授業が聞けて羨ましいですね^^

家に帰って家族とがんの授業の話をして、大人も関心を持って検診などの波及効果に繋がるといいですね



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