「秋バテ」の原因は自律神経の乱れから! 乱れを整える方法は ?

だるい 眠れない 疲れが取れない という症状がありませんか ?

過ごしやすくなったはずなのに体調がすぐれない

それは「秋バテ」かもしれないのです

秋バテ予防方法とは ?

 

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愛知医科大学 医学部

気候と健康に詳しい 佐藤純医学博士のお話です

 

今年の猛暑によって例年より秋バテの人が増える可能性があるそうです

心疾患も猛暑後に増えるそうです

 

猛暑後の秋には体にどんなことが起きる ?

 

秋に増える症状

その1 秋バテ

眠れない だるい 食欲がないなどの夏バテに似た症状が

秋の寒暖差によって起こる事のようです

 

なぜ寒暖差で起こるのか ?

秋は1日の寒暖差が大きくなる季節です

東京の10月のある日は1日で10度以上の差のある日もあったようです

 

50代の女性2人の元気チャレンジャーによる寒暖差の体験実験

 

だるくなる 疲れがとれなくなる 食欲がなくなる

夏の疲れがとれなくてだるいまま やる気がおこらない

そんなお二人です

そして秋バテ知らずのもう一人の女性も検証に参加です

(秋バテになる人とならない人でも比べないとわかりませんよね)

 

2つの人工気候室で専門家立ち合いの元検証です

26度の部屋に入りその後8度低い18度の部屋に移動して

秋の寒暖差を体験します

 

26度の部屋でサーモグラフィで体表面の温度の変化をみます

三人の変化はみられません

18度の部屋に移動します

 

「秋バテ知らずの方」の10分後

足元や指先の温度が下がってきました

体の深部体温が外に逃げない様に足先や指先の血管が収縮して正常な反応のようです

深部体温とは脳や内臓が正常に活動するために

常に一定に保たれている体温の事です

耳の奥で深部体温を測ると

26度の部屋と18度の部屋ではほとんど変化はあませんでした

 

「秋バテされる方」の10分後

手足の温度にほとんど変化なしです

しかし深部体温はお一人は0.7度

お一人は1.2度下がっていました

 

深部体温が下がったお二人は自律神経に乱れが生じているようです

自律神経とは

食べ物を消化したり 発汗して体温を下げたり

生命維持のために私たちの意思とは関係なく働く神経の事です

交感神経副交感神経がありバランスよく働く事で健康的に生活がおくれるのです

 

交感神経は寒さを感じると優位になり末端の血管を収縮させて

体温が下がらない様にしてくれます

副交感神経は暑さを感じると優位になり血管を拡張させて

体温を下げる様に働きます

 

自律神経が乱れると

寒さを感じても体表面の血管がうまく収縮せず

体が正常に活動するために大切な深部体温を逃してしまうのです

 

深部体温が下がると内臓の機能が低下し消化不良などの悪影響が起こります

他にもだるい、寝付けないなどの秋バテの症状を招いてしまうのです

 

猛暑と秋バテの関係とは ?

 

「クーラーの使い過ぎ」

 

クーラーをよく使った事で自律神経が働くチャンスが少なくなった事で

自律神経の機能が低下 動きに乱れが生じてしまうのですね

 

自律神経が乱れたまま秋の寒暖差があると体がついていかず

一気に秋バテの症状が悪化してしまうの恐れがあります

 

しかし

秋バテ知らずの方もクーラーは付けっぱなしだったそうです

その差はなに ?

毎日の有酸素運動のようです

運動することが自律神経を整えるのに役立ったようです

有酸素運動は

汗を流す運動なので交感神経を刺激して鍛えてくれるのに適しているのです

 

夏場にクーラーをつけていても運動習慣などで

自律神経が整えられて秋バテの予防になるのです

 

 

猛暑後の秋には心疾患になる人が増える!?

 

「ヒートショック」が関係していると考えられるようです

ヒートショックとは

急激な温度変化により心臓や血管に大きな負荷がかかる事です

心疾患や脳梗塞にも繋がってしまいます

 

本来は冬場に起こる事が多いのですが

この秋は前倒しでヒートショックが起きやすくなるかもしれません

 

秋バテを起こす自律神経の乱れは極端な血圧上昇となって

ヒートショックの引き金になってしまうようです

 

自律神経が乱れている人は

その日の最低気温が前日と比べて5度以上差があると

様々な不調を招きます

 

対処法

・緩めの靴下を履く(足先の皮膚温の低下を防ぐ 普通の靴下では血行が悪くなる)

・腹巻でお腹を温める(内臓が冷えると余計なエネルギーを消費するのでそれを防ぐため)

 

他にも頭痛 腰痛 膝の痛みを訴える人が増えるかもしれないそうです

秋は台風が多い時期ですから低気圧による天気痛が多くなるのですね

 

天気痛とは気圧の変動により古傷が傷んだり偏頭痛が悪化してしまう事です

 

低気圧になると耳の奥にある内耳が気圧の変化を感知して

脳にはそれがストレスとなり交感神経が興奮し

持病や古傷の神経も興奮して様々な痛みに繋がってしまうのです

 

自律神経の乱れ ⇒ 天気痛悪化 となるのですね

 

ちょい足し 自律神経の整え術!

 

交感神経編

・歩幅をちょい足し

適度な運動は交感神経を刺激して乱れを元に戻す事が出来ます

運動習慣のない人の場合普段歩くときに

少し大股(ちょい足し^^)にして歩くと

自律神経が整ってくるそうです

少し辛いくらいの大股で歩くことで交感神経が適度に刺激されるのですね

 

・ぬるま湯をちょい足し

湯船から出た後に足の膝から下に少しぬるま湯をかける

適度に交感神経が高まって血管が収縮して

自律神経が血圧をコントロールするのに丁度よい練習になるそうです

少しずつ水を増やして温度を下げると

交感神経への刺激を強める事ができます

 

副交感神経編

・白湯(さゆ)をちょい足し

寝る前にお白湯を1杯飲む

白湯には副交感神経を優位にしてリラックスができ眠りを深くする効果があります

副交感神経を整えて眠る事が交感神経を整える事にもなるのです

 

オススメ食材

大豆製品

自律神経が働くためには基礎代謝が働く必要があります

大豆に含まれている良質のたんぱく質は基礎代謝を高めて

自律神経を整えやすくしてくれます

 

秋バテは寒暖差疲労とも呼ばれています

猛暑で自律神経はかなり疲れていますので

様々な方法で自律神経を整えながら秋を過ごして

冬を迎える体をつくりましょう

 

 

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