「異常気象」で振り返る平成の30年間

1989年 平成元年 1月8日

平成の気象状態を暗示するかのように

平成の始まりは降りしきる雨と共に始まったのです・・・

tenより。


 
 




 
 

平成の異常気象

 

1990年 気象観測史上はじめての・・・

2005年 クールビズ

2007年 猛暑日

2008年 ゲリラ豪雨

2012年 弾丸低気圧

2012年 これまで経験したことが無いような大雨・・・

2014年 バックビルディング

(積乱雲が風上で連続して発生し、風下では雨が激しく降り続ける現象)

2017年 線状降水帯

(積乱雲が次々と発生し 線状に延びる降水帯 同じ場所に強雨をもたらす)

 

猛暑日やゲリラ豪雨など気象に関連する用語が

新語、流行語大賞などに頻繁にノミネートされるようになった平成の時代

 

30年に1度のはずの異常気象が次々と発生したのです・・・

 

雨の激甚化も平成の異常気象の特徴です

 

平成5年 1993年

 

日照不足の冷夏で米不足、農家を直撃

外国産米輸入で米騒動が勃発

国産米が高値となり買えなくなりました

sakura
タイ産のお米買ってた記憶が 細長い奴 チャーハンとかに適している少し硬いお米だったように思います^^ 家は誰も文句言わないのでそれで乗り切りました^^

 

平成6年 1994年

 

冷夏からの翌年は一転猛暑となり全国的に渇水被害

滋賀・琵琶湖は史上最悪のマイナス1m3cmを記録

 

sakura
学校のプール禁止だったような・・・

 

平成6年9月6日

伊丹空港北西端部から池田市に約4時間という深夜の短時間の内に

総雨量400ミリメートルを超える集中豪雨により伊丹空港が水没

 

平成16年 2004年

 

史上最多10個の台風が上陸

台風23号 由良川決壊

 

sakura
大型観光バスの屋根に沢山の人が救助待っている姿は忘れられません でもみんな助かったのでほんと良かったです

 

平成21年 2009年

 

兵庫佐用町水害

夜間に避難しようとして流された孫を捜索するも

泥にまみれたランドセルは見つかっても孫は見つからず

行方不明のまま死亡届を出されたそうです・・・

 

平成23年 2011年

 

紀伊半島大水害 和歌山 那智勝浦町

8月25日午前9時に発生した大型の台風に起因する豪雨

元町長の妻子が土石流に流されて亡くなりました

通常の雨という感覚で土石流が起こるなど予想もしなかったそうで

避難勧告は出していなかったそうです

災害以降豪雨災害が予想される度に避難勧告を出すように徹底したそうです

 

平成24年 2012年

 

大規模竜巻が相次ぎ発生

茨城県 家も自転車も飛んでしまう・・・

電信柱が何本も倒れて電線が網の目のようになっている街・・・

 

平成25年 2013年

 

埼玉県で大規模竜巻が起こり家も飛ばされてしまいました

 

台風18号 嵐山浸水被害

 

平成26年 2014年

 

列島寒波

橋の上で雪に埋もれる車が何台も続いている

38時間以上身動きがとれない状態

 

広島豪雨災害 線状降水帯によって同じ場所に大量の雨が降り続き

山が崩れ死者が75人も・・・

 

平成27年 2015年

 

茨城県常総市 鬼怒川決壊

 

平成29年 2017年

 

九州北部豪雨

7月11日から7月14日にかけて九州北部を中心に発生した集中豪雨

 

平成30年 208年

 

7月 西日本豪雨

6月28日~7月8日にかけて西日本を中心に北海道や中部地方など全国的に広い範囲で

記録された台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨

線状降水帯が同時多発で11府県に特別警報が発令され

広島、岡山、愛媛などでは

平成最後の夏に最悪の被害となってしまいました・・・

 
 




 
 

温暖化

 

平成の気象の大きな特徴が温暖化

 

平成19年 2007年

 

岐阜・多治見市などで

74年ぶりに国内最高気温を更新 40.9℃

 

猛暑日という言葉が制定されました

最高気温35℃越えの日を「猛暑日」と制定されたのです

 

ナイジェリア人の方がナジェリアより暑いと言われていました・・・

 

平成30年 2018年

 

日本列島が沸騰する時代へと突入したようです・・・

ビル群 室外機 アスファルトなどによって夜になっても気温が下がらないのです

土のない大都市は灼熱ですよね

 

30年間で72時間の降水量は10%増加

 

気象庁・異常気象分析検討会

 

8月10日発表

平成の雨の激甚化の背景には

温暖化によって雨を引き起こす水蒸気が増加した事によるもののようです

 

気温が1℃上昇すると水蒸気量が7%程度増えるそうです

 

猛暑と今年起こった西日本豪雨などの一連の現象は

異常気象の連鎖と捉えるべきだと考えるそうです

 

転換点となった災害

 

平成20年 2008年

神戸市灘区 都賀川増水事故

 

 

六甲山系で局地的に降った雨が一気に都賀川に集まり

水位が10分間で1.3m上昇

川沿いにいた5人の子供たちが流され死亡したのです

 

晴れていても急に天気が急変して激しい雷雨が起こる

ゲリラ豪雨というキーワードが広がるきっかけになった災害

 

頭上で雨が降っていなくても注意が必要

局地的な雨に警戒強まる転換点になったのです

 

この災害をきっかけにいち早くゲリラ豪雨の雷雲を見つけるかが

気象業界で急速に進んでいったのです

 

ゲリラ豪雨の予測

 

事故以前 10分間隔

事故以降(平成21年~) 5分間隔に改善

より避難行動がとりやすくなったそうです

 

スーパーコンピューター(平成30年6月導入)

計算速度が平成初期の1000万倍

局地予報など予測の向上が進んでいるようです

 

台風など5日前には予測がつくようになり

早めの防災活動が出来る様になるのですね

 

テレビでどう伝えるか

 

災害にあってすぐは避難勧告が出れば避難していた人も

月日がたつと大丈夫と思ってしまうのか避難する人が少なくなってくるようです

 

そんな事がないように

気象予報士の方々は

より具体的により強く警戒を呼び掛けてくれているのです

 

意識改革

 

8月の台風20号では

気象庁は緊急会見を行い

鉄道各社は終電を繰り上げて

自治体は早めの避難勧告を出しました

 

そういった事が功をなしたのか

関西では命を落とした人ゼロ! だったそうです

 

気象未来予想図

 

温暖化対策が進まないと

 

2100年 世界の平均気温が4℃アップ

最高気温が39~43℃ 大阪43℃・・・

台風の最大瞬間風速90m・・・

 

2050年の天気予報では

京都の紅葉がクリスマス頃になるんだとか・・・

 

自然がもたらす事だけど環境悪化は人間がもたらしてしまうのですよね

四季のない日本なんて嫌ですよね・・・

 

また来週台風21号が近づいてきます

海水温が高いから発達していて大きいんだとか

20号と似たコースのような気がします 嫌だな・・・

もう災害増やしてほしくないです