介護が必要になった時どうすればいい ? 介護保険の使い方

もしも明日から介護が必要になったらまず何をする ?

在宅介護を始める時に知っておきたいチョイスが紹介されています

チョイス@病気になったときより

 

介護

 

ベットに寝ていても「苦しい」「足が痛い」と呼ばれるから

楽じゃない

ひとりで家に放っておけない

毎日だと現実的にしんどくなってくる

介護が必要な人は今全国で600万人以上いるんだとか

明日はわが身になるかもやしれません・・・・

介護が必要になった原因

 

認知症 18%  脳血管疾患 16.6%

高齢による衰弱 13.3%

転倒・骨折 12.1% 関節疾患 10.2%

その他29.8%

(平成28年 厚生労働省調べ)

 

介護が必要になったときのチョイスとは ?

 

例1

母親がひとりで家にいる時に来たセールスから高い買い物をしてしまいました

その後認知症の診断を受けました

家族は働いているのでずっと見ていられません

どうすればいいのか・・・

 

家族は自治体の「高齢者支援課」という窓口に相談に行きました

そこで「要介護認定」を受ける事を勧められました

 

・ 介護の為に仕事を辞めない

・ 窓口に相談に行く

・ 介護保険の申請をする

 

要介護認定とは支援・介護がどれだけ必要かを認定します

要支援 1 2

要介護 1 2 3 4 5

 

認定によって使えるサービスや介護保険でまかなえる金額が違ってきます

 

例1の場合認知症もあるので要介護2と認定されました

要介護2は歩くときや入浴などに手助けが必要な状態です

 

介護保険とは ?

 

2000年の4月から開始された制度です

介護が必要な人を社会全体で支えるために作られた制度

元気な人からもお金を集めて介護に使うのですね

自分の為の積み立てではありません

元気な人とは 40歳以上

国民の義務として

・医療保険に入っている人は全員

・65歳以上は年金から天引き

月収30万の人は約2000円

65歳以上の場合は5,514円(全国平均)

 

介護保険を使う

 

介護保険対象者は65歳以上

40~64歳は老化による介護が必要な人

末期がん患者

 

40歳以上は払っている状態ですが申請をしないと使えません

申請に必要なのは65歳以上なら「介護保険証」

「主治医の意見書」地域のかかりつけの医師に書いてもらうのが良いそうです

 

申請すると調査があります「要介護認定調査」

認定調査員が家に来て調査します(入院していても入院先に来てくれるそうです)

家族が立ち会います

 

調査項目

身体機能・起居動作 (座位保持 歩行 立ち上がりなど)

生活機能 (嚥下 排便 上着の脱着など)

認知機能 (意思伝達 生年月日や年齢を言う 場所の認識など)

社会生活への適応 (金銭の管理 買い物 簡単な調理など)

精神・行動障害

(物を取られたなど被害的になる 一人で出歩き目が離せない 話がまとまらず会話にならないなど)

 

結果が出るまで4~6週間はかかる事もあるそうです

 

脳疾患などの場合は退院しても元の生活に戻るのは難しいとわかるので

入院中に手続きをしておくとよいそうです

 

申請・介護認定は無料です

 

介護保険サービスで出来る事は ?

 

デイサービス・訪問看護・ショートステイ・介護用品・特養

家の改修(事前に申請が必要)

おむつ 自治体によっては補助サービスがあります

 

様々なサービスを上手く組み合わせて限度額以内でおさめる必要はあります

 

月・支給限度額(厚生労働省資料より・地域によって差はあります)

要介護1 166,920

要介護2 196,160

要介護3 269,310

要介護4 308,060

要介護5 360,650

 

支給減額内で使った分の1割は自己負担となります

限度額を超えると全額自己負担となります

 

介護保険制度が平成30年4月から変わります!

 

そして窓口ではケアマネージャーを紹介してくれます

 

ケアマネージャーって何をする人 ?

 

介護が必要な人や家族の希望や要望を聞いて

適切なサービスになるようにプランを組み立てる人の事です

 

ケアマネージャーや事業所を選ぶコツは ?

近い所で周囲のサービスを把握している人が良いそうです

電話で雰囲気を確認する 近所の方の評判も参考にする

 

例1の要介護2の場合 認知症だけど社交的な性格で外に出たい方なので

家族は仕事もしていて自分の時間も欲しいということで

二人の希望を叶えられるサービスをチョイスしてくれました

それは

デイサービス」です

 

デイサービスとは?

食事や簡単な作業の機能訓練をして日中を過ごせる日帰りサービスの事です

 

週4日・1日6時間通われて家ではなかなか出来ない

体操や脳トレのようなこともみんなと一緒にできたり

同じような年代の方が集まるので昔話やふるさとの話で盛り上がるそうです^^

お友達と話すことで社会的な刺激もあったりで

認知症の進行が緩やかになってきたそうです

月の費用は 要介護2の場合

デイサービス利用料 9,265(1日)×20日 計185,300円

自己負担1割で18,530円 となります

それに加えて

食事・おやつ他代 900円×20日 で18,000円の全額自己負担があるのです

 

※収入によって2割負担や3割負担(8月以降)の場合もあります

収入は1世帯あたりでの計算となるようです(前年の申告などによる)

 

・補足 2018年8月より年金収入344万円以上の人は3割負担となります

2001年の受給者は約290万人が2018年4月では約630万に増えています

総費用が4.6兆円から10.4兆円になってきているようです

 


 

例2 要介護5(ほぼ寝たきりで自分では何も出来ない状態)の方の場合

 

ケアマネジャーさんが組み立てたプランは

護小規模多機能型居宅介護(かんたき)

介護者が高齢の為に

訪問介護・訪問看護・通い・泊りなどが組み合わされています

自己負担は総額80,876円ですが

高額介護サービス費制度が適用されて 計80,620円となります

 

高額介護サービスとは

一定以上払うと払い戻しがあります

手続きが必要 払戻額は収入によります

 

訪問介護

 

身体介護 移動などの生活動作 着替え 排泄 薬を飲む 食事 外出などの介助

生活援助 生活必需品の買い物 薬を取りに行く 食事の準備 整理 洗濯 掃除など

 

訪問看護

 

症状や健康状態の管理 緩和ケア リハビリ 介護の悩みの相談

医療処置 点滴 たんの吸引 床ずれなどの傷の処置 人工呼吸器の管理 胃ろうの管理など

 

緊急時訪問看護加算

定期巡回・随時対応型訪問介護

などの契約があれば突然の事でも電話をすれば来てくれるようです

 

大切な事

ひとりで抱え込まずに相談する

必要な介護サービスは取り入れる

 

sakura
病気や老いに不安を感じます お金もかかりますね・・・その時になれば相談するしかありませんね^^;